
NHK交響楽団のバストロ奏者の黒金さんのインタビュー記事で大変参考になるものがありましたので転記してみました
練習や本番前の胸のストレッチはやはり重要だったのを再認識出来ました
記者
では、どうしたらあんな豊かな響きを放てるようになるのでしょう?
黒金さん
筋トレはしませんが、ブレスをするためのトレーニングはしています。でも1日5分ぐらいで済んじゃうんですけど。
記者
昔からですか?
黒金さん
はい。話をしたり食べたり普段生活している時の体の使い方と楽器を吹くための体の使い方とは全くちがいますので、まず、楽器を吹くための体にシフトしていくイメージで、胴体のストレッチ——このように胸を上げるというか——をし、息の入る“伸びシロ”を拡げます。
記者
えー!!!(カメラマン等室内の全員驚き!)。風船を膨らませたみたいに、上半身の形が大きく変わりましたね。
黒金さん
最初に“伸ばして”おくということで、スムーズに息を吸い息を吐ける体にシフトします。
記者
どうやって鍛えるのですか?
黒金さん
走ったりして運動したりするのが近道なのかもしれませんが、肺活量が増えたからといって無闇に息を吹き込めば音が破けたりしますし、矢鱈に息を吹き込めば大きな音が出るというわけではありません。無理なく楽器を響かせられるように、息の吹き込み方と楽器との良いバランス感を常に考えながら吹いています。
それに、人と比べてそうたくさん吸える方ではないので、音が切れて聞こえないようなブレスの仕方、つまり、ブレスはしているのですが音が途切れて聞こえないような息の仕方を研究しています。鼻で吸ったりすることもあります、何とか繋げられるようにと。
記者
音楽的に、前に出て活躍する曲はありますか?
黒金さん
コダーイの《ハーリ・ヤーノシュ》第4楽章で、テューバといっしょにソロ的な演奏をします。ここは、ホラ吹きおじいさんが「ワシは昔ナポレオンをやっつけてな」と語るところで、ちょっとカッコよくて、ちょっと間抜けな語り口の部分です。
記者
さまざまな役割への挑戦、がんばってください。ありがとうございました。
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