1月14日月曜日、パリ2区の「La Maison de Sake」内レストラン「ERH」で開催されたイベントへお邪魔して来ました。

 

株式会社パソナ農援隊によって企画運営されたイベントで、今回は、岩手県の食材と日本酒のプロモーションでした。

 

「黄金の國、いわて」が自信を持って勧める食材を知ることができる絶好の機会。

 

岩手県田野畑村のフレンチレストラン「ロレオール田野畑」の伊藤シェフが来仏し、プロモーション食材を調理してくださったものを試食するスタイルでした。

 

また食材とは別に、南部杜氏発祥の地である岩手県から5つの蔵元の日本酒が2種類、計10本が紹介されました。

 

岩手県の酒造好適米である「吟ぎんが」「ぎんおとめ」「結の香」を使用した日本酒が紹介され、岩手県の特色を感じる日本酒を味わえるというのもこのイベントの魅力でもありました。

 

「あさ開(あさびらき)」酒造さんの純米吟醸・南部流・寒造りは、岩手県の酒造好適米の「吟ぎんが」が使用されており、私が興味を持っていた酒造好適米が使用されているので、一番先に試飲させて頂きました。

 

最初の香りから、口当たり、そして余韻まで、フランス人にも好まれるタイプの日本酒だと思いました。

食中酒よりは、カナぺや前菜などと合わせていくと、需要がありそうです。

 

フランスの様々なチーズと合わせてみるのも面白そうでした。

 

「龍泉八重桜(りゅうせんやえざくら)」酒造さんの純米大吟醸「結の香」は、ラベルを始め、外観全体が海外輸出用によく考えられたと感じました。

 

写真を撮ったと思っていたら、忘れていました。ごめんなさい。

https://www.ginga.or.jp/senkin/oursake/index.html

興味のある方は、HPで直接確認してください。

 

見た感じ、フランスワインの様な雰囲気がありますので、フランス人が手に取りやすい様に考えられたのでしょうね。香りもフルーティーで、ワイングラスで飲むことを酒蔵が推奨してるので、ワインの様に食事と合わせる楽しみがあると思います。

 

口当たりで感じるミネラル感は、仕込み水である「龍泉洞地底湖の水」から来ているのでしょうか、フレッシュ感ある日本酒です。

 

 

 

そして、「月の輪(つきのわ)」酒造の女性杜氏による繊細でエレガントな日本酒にも出会うことができました。

 

この日の乾杯に配られたのが、この月の輪酒造の純米大吟醸「結の香」でした。

 

昨年のフランスの日本酒コンクール「KURA MASTER」でプラチナ賞を獲得した日本酒です。

 

こちらも岩手県の酒造好適米「結の香」を使用した純米大吟醸で、ふくよかな香りと共に、口当たりもエレガントです。

 

プロモーションにいらっしゃっていた、杜氏の旦那様も素敵な方でした。親切に色んなことを教えてくださいました。

 

「ぎんおとめ」を使用した純米酒は、米の香りとふくよかな口当たりに、何と合わせられるかという想像力を掻き立てられました。

 

こちらも、フランスのチーズと合わせたり、様々なタイプの前菜と合わせてみるのも面白いのではないかと思いました。

 

 

 

「岩手県の名産」と言われて私が想像するのは、1に「わんこそば」、2に「冷麺」、3に「南部鉄器」です。

 

わんこそばは、観光旅行の目的の1つと成りうる大切な岩手の文化だと思います。

 

やっぱり盛岡冷麺!先日、日本帰国の際には、父と仙台駅前のパルコ2に入っているぴょんぴょん舎の冷麺を食べに行きました。

 

南部鉄器は、一家にひとつと言っていいほど、日本人の生活に大切に関わってきた工芸品のひとつであると思います。我が家では、焼肉用のジンギスカン用鉄板が南部鉄器です。

 

 

ですが、今回、岩手県が自信を持ってフランス・パリへプロモーションへ持って来たものは、私が岩手県が有名とは知らない食材ばかりでした。

 

蕎麦の実、わかさぎ魚醤、山椒みそ、木の芽柚子胡椒、ノングルテン麺、しょうゆ麹、黒にんにく、梅ジャム、紫蘇ジュース、甘茶など。

 

三陸海岸線を北上していく岩手県なので、海の幸がほとんどないことがちょっと驚きでしたが、馴染みのない多くの食材を知る絶好の機会でした。

 

近年、日本の包丁の人気が高まっていることも乗じて、多くのフランス人の料理人が、日本に興味を持ち様々な質問をしてきます。

 

まずは、私がそれらのものをしっかりと理解した上で、彼らにどう伝えるのがベストなのかを考えるのが、私の仕事のひとつでもあります。

 

またひとつ「黄金の國 いわて」と出会い、伝えるチカラを頂きました。

 

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