2018年のボジョレー・ヌーヴォ解禁は、11月15日木曜日でした。

 

ソムリエの血が騒ぎます。(^^)

 

毎年11月の第三木曜日0時に解禁されるボジョレー・ヌーヴォは、Beaujolais Nouveauとフランス語で表記します。

 

Beaujolais=フランス、ソーヌ・エ・ロワール県|Saône-et-Loireの南に位置するブルゴーニュワインAOPの1つとして知られる土地。

 

Nouveau=新しいの意味。男性形に付ける形容詞。

 

つまり、ボジョレー・ヌーヴォは、”ボジョレーの新酒”を意味します。

 

1851年、フランス政府は、軍事供給量確保目的で12月15日より前のワインの出荷を制限するという省令を出しました。

 

これに対して、ボジョレー生産者協会は、この期日よりも前にワインを提供できるように申請を出しました。

 

この申請が受け入れられたことにより、ボジョレー・ヌーヴォが誕生したのです。

 

当初は、解禁日が11月11日に定められ、その後11月15日へ。1984年に現在採用されている11月の第三木曜日の0時と改定されました。

 

その年の葡萄の出来栄えと、その後のワインの品質を想像する基準としてのボジョレー・ヌーヴォでもあります。

 

フランスでは、日本や香港のようにお祭り騒ぎとまではなりませんが、「ボジョレーだね。季節ものだから飲んでおこうか??」という感じで飲まれる人たちが多いですね。

 

パリのレストランやカフェの中には、この写真のように大きく「ボジョレー・ヌーヴォが到着!!」と大体的に宣伝するところもあります。

 

今年は、友人たちとパリの自然派ワインを多く扱うワインカーヴにお邪魔しました。

 

早い時間に私たちはお邪魔したので、割と席も空いていました。しかし、私たちがお店を出る頃には、お店の中も外も多くの人で賑わっていました。

 

冒頭でボジョレー・ヌーヴォはボジョレーの新酒と書いたように、ボジョレー・ヌーヴォがどこでも有名ですが、実は、この日に解禁になるのはボジョレー・ヌーヴォだけではありません。

 

ヴァン・ヌーヴォ|Vin Nouveau、又はヴァン・プリムールと言って、ボジョレー以外の場所で作られた”新酒”も解禁になるのです。

 

私たちが訪れたワインカーヴでは、ロワールやローヌ地方の造り手の新酒も用意してあり、ほとんど試飲させて頂きました。

お店のお兄さんがいい人で。。。

 

 

そして、それぞれが気に入った”新酒”を注文しました。

 

1人は、クラシックにボジョレー・ヌーヴォを。

 

もう1人は、ローヌ地方のガメイとグルナッシュのアッサンブラージュ(混ぜた)した新酒を。

 

私は、好きなロワールの造り手のガメイの品種を。

 

 

こんな楽しみ方ができるのは、フランスならではかもしれませんね。

 

ただ、残念だったのは、お店が混雑するのが予想されていたため、この日は店内でイートインできるチーズやハムは無し。(通常は色々とメニューがあるのですが)

用意されているサンドイッチのみとのこと。

 

私のグラスの中の新酒と合いそうなサラミがあったのに。。。。。

 

それでも、3人で美味しく新酒を飲めたのは、バッカスに感謝です。

 

前評判を一切聞かずに、私の勝手な判断で、今年の新酒のクオリティーは高いと友人に言いましたが、どうやら世間も同じことを言っているようです。2018年のワイン楽しみです〜。葡萄に厚みがある。果実味も最高でした。(私が試飲したワインが基準です)

 

先日シャンパーニュへ行ってきましたが、訪問した全ての造り手さんたちが、今年は質・量ともに最高!とおっしゃっていました。

(シャンパーニュは後日書きます)

 

今年のボジョレー・ヌーヴォ解禁日も楽しませて頂きました。

 

追記:3日後、日本に帰っていたお友達に「まだ飲んでないから、飲もう〜」と誘われ、第二弾ボジョレー・ヌーヴォ飲みました。

 

○日本で楽しめるボジョレー・ヌーヴォ

 

 

 

 

 

○ボジョレー・ヌーヴォのお供に

 

 

 

 

○パリを楽しむ本