2枚のカラフルな生地でジャムやクリーム、
ガナッシュなどをはさんだお菓子ですが、このタイプの
マカロンは正式にはマカロンドゥパリもしくは
マカロンパリジャンといいます。
このタイプのマカロンはもともとパリにある
「ラデュレ」菓子店の経営者ピエール・デフォンテーヌが、
1930年に2枚のマカロンにジャムやクリームをはさんで
売り出したのが始まりと言われています。
マカロン(フランス語: macaron)は、
卵白と砂糖とアーモンドパウダーを使って
オーブンで焼きあげたお菓子ですが、
フランス各地でアレンジされたものがいろいろあり、
マカロンと名のつくものはいろいろな種類があり、
カラフルなものはパリジャンくらいで、あとは意外にも
地味で素朴なものがマカロンと呼ばれています。
写真の5種類のマカロン
・マカロンドゥパリ
・マカロンナンシー
・マカロンダミアン
・マカロンモンモリオン
・マカロンコルムリー
実はすべて土地の名前がついていているんです。
ナンシーはロレーヌ地方にある町、アミアンはフランス北部にある町、
モンモリオンは大西洋よりの町、コルムリーはロワール地方の町。
マカロンナンシー
カルメ焼きっぽいひび割れが特徴のマカロン
砂糖をシロップ状にして混ぜるのが特徴で、型などを使わず
紙に直接絞って焼きます。
もともとは革命の火に追われた尼僧が、身を隠してかくまってくれた
民家でお世話になったお礼にと作ったのが始まりだそうです。
マカロンナンシーの伝統的な秘伝レシピは「メゾン・デ・スール・マカロン」
というお店にのみ伝授されています。
表面はカリッと、ネチッとした食感が特徴です。
マカロンダミアン
正確にはマカロンドゥアミアン、フランス語で書くとmacaron d'Amiensと書くので
d'Aをダと発音するためダミアンとなります。
フランス北部のピカルディー地方のお菓子、やや厚みがあり、クッキーのように丸い形に
焼き上げてます。マカロンダミアンの特徴ははちみつが入ってること、お店によっては
あんずジャムが入っていたりするようです。
食感はネチッとした焼きマジパンっぽい感じで、こちらは13世紀ころから存在していた
と言われてるそうです
マカロンモンモリオン
他のマカロンに比べると柔らかめに生地を作って、星口金で絞り出して焼きます。
オレンジの風味が上品に香るカリッと歯ごたえが特徴。
マカロンコルムリー
最古のマカロンと言われてるマカロンで、歴史は791年頃にさかのぼります
ロワール地方にあるコルムリーの修道院で作られたものが始まり
修道院の院長が、神のお告げを受けた形がモチーフになっている。
味の特徴はオレンジの風味がついていて、モチっとしている。
他にもボルドー地方のサンテミリオンやバスク地方のサンジャンドリュズにも
名物のマカロンがあります。
写真のマカロンは…
エコールクリオロ
パリジャン…LADURE
ダミアン・コルムリー・モンモリオン…Acacier
ナンシー…菅又亮輔シェフ
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