ひらめき電球パレスチナ人がパレスチナの土地に国を持つチャンスは少なくとも4回以上あった

 

①1937年ピール委員会の提案

1936年にユダヤ人とパレスチナアラブ人の衝突があり、その紛争がどんどん激化してきたこの時代にこの土地を委任統治していたのはイギリス人で、イギリスはこのもめ事を治めたかったのでピール委員会というものを作り、ユダヤ人にはユダヤ人の国を造り、パレスチナ人にはパレスチナ人の国を造り、そしてイギリス統治地域も残すということでパレスチナを三分割するを勧告した。ユダヤ人に割当てる土地は15%大部分がパレスチナアラブ人渡すというとても有利な提案だったわけですが、パレスチナアラブ人はこれを断った。なぜ拒否したのか、それは自分たちが国を持つことができることよりユダヤ人国家が誕生するということが我慢ならなかったから、それを理由に断ったのです。

 

②1947年 国連パレスチナ分割決議

これによりユダヤ人がたくさん住んでいる所にユダヤ人の国、アラブ人が住んでいる所にアラブ人の国。この時、ユダヤ人はパレスチナの55%を割当てられ、この時アラブ人のほうが人口が多かったのに45%でした。しかし、ユダヤ人に割当てられた55%は殆どがネゲブ砂漠。4割は耕作可能でしたが6割は中東の砂漠でしたので雨が降りません。穴を掘って井戸水をくんだら塩水なので農業に適さない土地でした。それに対してアラブ側に割当てられた殆ど95%が耕作可能な土地で非常に良い土地でした。しかもこの時にパレスチナアラブの割当て地は全て1つに繋がっていました。イスラエル側は分断された状態の土地だったので、明らかにアラブ人には有利な条件だったのですが彼らはこの案を拒絶しました。

1948年5月14日イギリスが撤退すると同時にイスラエルは独立宣言をした。独立に反発したアラブ諸国が一斉にイスラエルに攻撃を仕掛けてきて第一次中東戦争となった。

この時パレスチナアラブ人たちはアラブ連合軍と共に戦いますが、彼らは「ヨルダンやエジプトに占領されてもいい!ただユダヤ人の国が出来ることが不可能になるならそのほうがマシだ」と言って第一次中東戦争が始まったのです。

 

③1967年の6日戦争

6日戦争の結果、イスラエルはヨルダンからヨルダン川西岸を占領し、エジプトからはガザ地区を占領した。占領した土地については「国際連合安全保障理事会決議242号」が決まった。

242号の内容は土地と平和』の交換です。つまりイスラエルの生存権を認めてイスラエルと平和を結ぶならイスラエルは自分の安全を確保できるところまで下がってその土地を返すということです。しかしパレスチナアラブの代表はパレスチナ憲章(PLO)をより激化して「イスラエルを滅ぼすまで我々は武装闘争を止めない」ことを宣言したので、パレスチナアラブ人はこの時も国を造るチャンスを逃したのです。

 

④2000年米キャンプデービッドで首脳会談

 この時のアメリカの大統領はクリントン、イスラエルの代表はバラク首相、パレスチナの代表はPLOのアラファト議長です。そしてキャンプデイビッドで膝詰談判になり、ガザの全部とヨルダン川西岸の90%以上(道路寸断一箇所もない)、そしてエルサレムに対してはパレスチナに象徴的な権威を認めることまで付けた。サインすればパレスチナの国ができたのにアラファトは「交渉しているときにアメリカから不当な圧力を受けた」と米提案の妥協案を拒否し、合意に至らなかった。

 このキャンプデイビッドの交渉の席にはアラブ側からサウジアラビアのバンダル皇太子が参加していた。彼は「アラファトが言っていることは嘘だ。クリントンが言っていることの方が正しい。アラファトは自分が命を狙われるのを恐れて言わなかったんだ。この合意案を拒絶するということはパレスチナ人全体に対して、アラブ世界全体に対して明白なる犯罪行為だ」とまで叱りつけたにもかかわらずアラファトは殺される事を恐れ合意案を拒否しました。

 

以上のことからもイスラエルはパレスチナアラブに提案しています。

土地は返す。ただしイスラエルを認めるということを約束してくれ』と言っているにもかかわらず「それは出来ない」と言い張るので、それが原因で2国家承認ができないのです。

 

霊的な勢力の惑わすものの存在

(黙12:13)竜は、自分が地へ投げ落とされたのを知ると、男の子を産んだ女を追いかけた。

・竜とは、悪魔のことです。悪魔は神に敵対する見えない霊的勢力のボスです。

・女とは、イスラエルです。ユダヤ民族です。

 

竜について

(黙13:9)こうして、その大きな竜、すなわち、古い蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれる者、全世界を惑わす者が地に投げ落とされた。また、彼の使いたちも彼とともに投げ落とされた。

・悪魔は、竜、古い蛇、悪魔、サタンとか呼ばれる者で、全世界を惑わす者が別名です。

・悪魔の武器は「惑わし」です。世界を惑わしで不幸にする者です。フェイクニュースの根源者。

 

女について

(黙12:5)女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖をもってすべての国々の民を牧することになっていた。その子は神のみもとに、その御座に引き上げられらた。

・この女は、鉄の杖をもってすべての国々を牧する人物を産み出す民族です。イエス・キリストを産み出した民族はユダヤ人です。

・「鉄の杖をもってすべての国々を牧する」とは、旧約聖書に出てくる専門用語で、メシヤ、救世主、キリストの別名です。

 

なんでユダヤ人は憎まれ迫害されるのか、

「陰謀だから、金を持っているから、アメリカでロビー活動しているから」など、これらの背後には惑わす者の力が働いているのです。

 

◉悪魔はユダヤ民族を滅ぼそうとしている

 なぜならイスラエルには全世界を祝福するという神からの使命がある。神はユダヤ人を選ばれたのは依怙贔屓えこひいきではなく、ユダヤ人以外の民族に創造主の祝福を与えるためのパイプ役に選ばれたのです。それを悪魔が信じさせないように惑わして妨害しているのです。

 

 これから7年の大患難時代がきます。ユダヤ人の中で神に選ばれた144,000人が 世界大宣教に出て行きます。そして7年間の最後にユダヤ民族はイエスがメシアであることを信じます。信じたときにイエスが再び天から地上に降りてくるのです。

 

 キリストが再び地上に降りてくると、悪魔とその軍勢はキリストとその軍勢に戦いを挑むが捕えられ、1000年間 牢屋「底知れぬ穴(アブソス)」に閉じ込められる。それを阻止そしするためには、ユダヤ人たちがキリストを信じないようにすること、それが無理ならユダヤ人そのものを全滅させたらよい。全滅すれば信じるものがゼロですから、そもそもキリストが再臨する条件が満たされない。だからユダヤ人に対する攻撃がいつの時代もあるのです。つまり、反ユダヤ主義の背後には悪魔の企みがあるということです。なので聖書預言に照らしてみた時にイスラエルを冷静にみなければならない。根拠もないのにユダヤ人は悪い、ユダヤ人の国があるからこんな事が起こったんだということで、イスラエルを全否定することは国際常識的にもアウト!歴史的事実を無視するという意味でもアウト!霊的観点から見てもアウト!ということになるのです。