種なしパンは時間との勝負
作業員が順番に並び18分以内にマッツァを作る。これは空気中のパン種が入らないようにするためだ。発酵を防ぐため、パンを作り始めてから終了までの所要時間はラビが計っている。これは過越の祭りに用いるマッツァ。普段食べるマッツァは違うようです。
聖書でパン種という言葉が象徴的に用いられる場合は、罪を指します。パウロはこう語っています。「あなたがたの高慢は、よくないことです。あなたがたは、ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませることを知らないのですか。新しい粉のかたまりのままでいるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたはパン種のないものだからです。私たちの過越の小羊キリストが、すでにほふられたからです。ですから、私たちは、古いパン種を用いたり、悪意と不正のパン種を用いたりしないで、パン種のはいらない、純粋で真実なパンで、祭りをしようではありませんか」(1コリント5:6〜8)
【マッツァの作り方】
<材料A>(合わせてふるいにかける)
・強力粉 20g ・薄力粉 150g
<材料B>
・水 50ml
①ボウルにAの粉類を入れ、Bの水を加えてすばやくひとまとめにする。
②平らな台に生地を置きこねる。最初は硬いが、次第に生地はまとまってくる。
※水分量はその日の湿度で変化するので加減する。
③生地を二等分する。
④生地を綿棒で、約2mm程度の薄さに丸く伸ばす。
※フライパンの底の大きさに
⑤フライパンを熱く熱しておく。
⑥フォークで両面に多数の穴をあける。
⑦生地をフライパンで焼き色がつくまで焼いたら裏返し、同様に焼く。
聖餐式に手作り「マッツァ」を作ってみるのもいいよ