突然ですが北海道に1週間ほど行ってきました。
夫婦二人・バイク2台体制での初ロングツーリングです。
ホントはコロナ前にソロで行く計画を立てていて、仕事休みも上司整合済みだったのですが、緊急事態宣言でタイミングを失い……
ただ、その間に妻がバイクの免許を取得するという想定外の事件が起きて、今回めでたく二人旅に。
病気を踏まえてプランニング
どうしても考えなくてはいけないのが、ブルガダ症候群のこと。
ここ数年は経過良好ですが、ツーリング中にICDが作動してしまっては大変です。
妻は初めての泊まり掛け長距離ツーリングで不安がいっぱい。
気休め程度ですけれど、自分たちなりの注意ポイントを織り込んでツーリング計画を立てました。
- 1日の走行距離は抑えて休憩を多く取る
- キャンプ泊せず宿泊施設を利用。疲労回復を優先
- 日ごろの起床・就寝時間を崩さない
- 中間で休息日を設ける
これなら、病気持ちの自分にとっても、初心者ライダーの妻にとってもいい感じになるかなぁと。
可能性は低いですが、最悪運転が困難になったら、現地のディーラーでバイクを売却して帰還することも視野に入れます。
……で、最終的に往復の仙台-苫小牧間のフェリーで2泊、北海道で5泊の7泊6日。
最北端の宗谷岬に向かい、富良野で中休みしてから健康で無事に帰ってくる。そんな計画になりました。
やっぱり思い切って行動して良かった
苫小牧でフェリーを降りて北海道に上陸した時、ヘルメットの中で涙が出てしまいました。
病気が分かって、最初はバイクに乗れないのかと諦めかけていたところから、ここまでこれたわけですから。
北海道ツーリングは独身時代に何度か来ているので、今さら涙が出るほど嬉しくなるとは思ってませんでした。
ホテルやペンション宿泊は大正解
やはり宿泊施設を利用したのは正解でした。
思ったより気温が高くて、体力を消耗しがちだったのです。
日によって古い温泉ホテル、ビジホ、ペンションと色々な宿を転々としてましたが、ベッドでぐっすり眠って疲労回復できたのは大きかったです。
テント泊だと十分に眠れない時もありますし。妻の方はカエルや虫が苦手ですしね。
気力と体力十分でライダーのあこがれオロロンラインとエサヌカ線を快走してきました。
富良野での休息日も大正解
旅程の真ん中に移動しない日を作りました。
妻と富良野周辺の観光地巡りに充てたのです。移動は自分の大型バイクに二人乗りで。
これで妻はバイク運転を休めますし、自分も長距離は乗らないので疲れも最低限になります。
近年有名になった青い池、少し旭川まで足を延ばして旭山動物園。ゆっくりできました。
富良野と言えばラベンダー。
満開の時期を迎えていて素晴らしかったです。
休息日の拠点として、ロバのいるペンション ラクレットさんにお世話になりました。
バイクと共に東京から移住してきたツワモノのオーナーさんに私達の動画を撮ってもらいました。
ラクレットさんのインスタ見てみてくださいね。
https://www.instagram.com/p/Cf2jKjoJOv_/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
やっぱり不安もありました
ツーリング中の疲れはそれほどでもなかったので、割と体調の不安は無かったです。
やはり自宅に帰ってから。
高揚感とか多少の緊張から解放されて、ほっとして自分のベッドに入る。
その時が少し怖かったです。
ICD作動するんじゃないかって久しぶりに頭をよぎりました。
旅先だと最終日に立ち寄ったおひさま牧場がちょっと危ないかなと思いました。
敷地を柵で区切ってエリア分けしていて、エリア間はゲートを手で開けて渡るようになってます。
この区切りの柵が電気柵なのです。
なかなか穴場スポットかもしれません。妻も大喜びでした。
次回はあるのでしょうか?
出発前は「体力的に最初で最後かなぁ」と妻は呟いていましたが、帰りのフェリーに乗る前には楽しい思い出いっぱいでニコニコしていました。
無事に帰れると思ってましたが、ここで事件発生。
フェリー乗船時に立ちゴケです。
事前にYouTubeでフェリー乗船の予習をしていた様なのですが、その時立ちごけ動画を見てしまっていたのです。
滑るし床にフックがあって凸凹してたりで、転倒する方が意外と多いらしい……
妻曰く、不安から体が硬くなって転んでしまったとのこと。
しばらくすれば忘れて楽しい思い出だけが残ると思うので、そうしたら「また行く」と言いそうです。
自分はICD交換が終わって落ち着いたら、今度は知床方面を目指したいですねぇ。
もちろん無理のない範囲で!