万年筆インクのカートリッジ式とコンバーター式の違いについて | 紅茶にしませんか

万年筆インクのカートリッジ式とコンバーター式の違いについて

パーカーの万年筆を愛用しています。
中学生・・・だったかなぁ。
高校に上がる頃だったかなぁ。
誕生日プレゼントにお父さんに買ってもらった万年筆です。
数えきれないほど・思い出せないほどの手紙を書きました。
就活のとき、履歴書やエントリーシートを書くのに使ったのも万年筆。
きっとこれから先も、ずっとずっと長くこのペンを使っていくのでしょう。
万年筆といえばプレゼントの定番中の定番ですが、
やっぱりそれなりの理由があるんですね。

実は10年近く、カートリッジ式のインクしか使ってきませんでした。
恥ずかしながら、ボトル式のインクの充填の仕方がわからなかったので。
このペンを使い始めたころは、インターネットも今ほど充実していなかったし、
お店の人に訊ねるのもなんだか恥ずかしい年頃でした。
そんなこんなで、手軽なカートリッジ式ばかり使っていたのだけれども、
案外すぐにインクを使い切ってしまうし、
使い切らずとも1か月ほど放っておくとインクが固まってしまいます。
それで新しいカートリッジに交換しても、
インクがペン先に下りてくるのに時間がかかります。
それでいて、カートリッジ5本で500円と、割と高い。
要はカートリッジは経済的でないのです。

つい先日ふと思い立って、コンバーターでボトルインクを吸い上げる方法をネットで検索し、
初めて万年筆で試してみました。
その使いやすさにびっくり!
インクを充填した直後から、なめらかな書き味になりますし、
水分が多いのでひっかかりも少なくなったのです。
これまで10年も何をしていたんだろうと、ちょっと情けなくなりました。

カートリッジ式の長所は、手を汚さずに交換できるところでしょうか。
コンバーターでは、とにかく経済的で書き心地がよいことに尽きます。
カートリッジとコンバーターの違いなんて、今まで全く気にしていなかったけれど
両者を使ってみてその違いの大きさに驚いたので、ここに書き留めておきます。