長かった……
4/13の乳がん告知から、今日この術前検査までほぼ1か月。
まず思うのって、こんなに待ってて、その間に非浸潤が、パァン!となって(さすがに少し調べた)浸潤がんになってしまって、あちこちに転移しちゃったりしないの?大丈夫なの?という事。まぁ、普通は考えるわね。
あと、迷ったのはセカンドオピニオン行くか行かないか。
家のすぐ近くに医大があるし、サバイバーの友人は二人共医大で切ってたから、チラッと頭を掠めなかったとは言わないけども、医大な〜!元・職場なんだよな〜!元上司は悪い人じゃなかったし、良い人なんだけど、職場に居た職員さんでだいぶ(ちょっとではない)苦手な人が居るし、医大って教育現場も兼ねてるから、あまり良い評判を聞かない…かといって、県病や日赤に行って、先月から続いてる色んな検査をまたイチからやるのも嫌…どっちにしたってMRIはまた同じとこに行くんじゃん…費用も倍かかるわけだし。
今、かかってる病院は、乳がんになったら地元ではココ!と言われる専門病院で、症例の取り扱い回数も県内の他病院とはダンチ。
いいんじゃない?信じて、ここに任せて。
という事で、行ってきました。術前検査。よくもまぁここまでメンタルが保ってくれた!ここまでくれば入院まではあと少し!
身長体重、血液検査、心電図、CT、呼吸器検査、検尿…etc
色んな検査の合間の待ち時間に、娘さん(若しくはお嫁さん)に付き添われた車椅子のおばあちゃんとかも来てて、あ、私は娘が居ないから、高齢になってこの病院(待合から先は男子禁)に来る時は一人なんだな、としみじみと思いました。多分、息子らも結婚しないだろうし、息子の奥さんに頼むなんてこと、私はしないだろうな…
ひとつ自慢出来ることといえば、告知から今日まで、仕事、一回も休まずに行ってるって事。(旦那は3日寝込んだけどね、なぜ)
それでなくても、立場の弱い非常勤。
付加される有給休暇は年次10日。
病休、忌引なども、その有給休暇を使ってくださいという非情な鬼制度。
休めないんだね。元より休みが少ないから。
こういう時、やはり正規職員はいいな〜って思う。
でも、好きで非常勤なわけじゃないからな。いまの日本の社会は、子供を産んだら社会から放り出されて、復帰したって非正規で使い潰される女性の、まぁなんて多い事よ。
弱者に厳しい、良くない国だね。
と世の中に怒りをぶつけてるうちに、術前検査は終わり。
何か聞いときたい事はありますか?という先生に、そういえば、告知の時は隣でどんどん俯いていく夫が気になって聞けなかったあれこれを聞く。
乳がんになったのって、なにか悪い物を食べたりしたからですかね?それとも何か悪い事したから?
今になって思えば、小学生の様なことを聞いたなって思いますが、まぁ冷静でなかったんでしょう。左側に癌を宿したまま(こういうとなんか主人公補正みたいだな…)約ひと月、表向きはフツーの顔で暮らしてたんだから(仕事もしてたし!)
先生は仰いました。
「乳がんは、何かを食べたとか、何かをしたとかでなるものではありません。運です。運。でも、あなたは非浸潤だから大丈夫。運が良い。いいですか、これから手術まで気をつけてコロナに罹らない事。後は、お酒を浴びる様に飲んだり、喫煙もだめですよ」
ありがとう、体質。
わたしゃ、喘息持ちなのでタバコを持ったことも御座いませんし、ほろ酔い半分で真っ赤になります。
幸いCTで見たところ、骨にも内臓にも転移は(今のところ)無いとのことで、少し安心。
あと、気をつけるのはコロナだけ。気を引き締めていきまっしょい!!