三浦半島に鎮座する龍神つながりの3つの神社による「開運半島詣り」で、海南神社を訪れました。
海南神社は、982年(平安時代)創建とされる三浦半島の総鎮守です。
京浜急行「三崎口」駅から京浜急行バスに乗り換え、「須6」三崎港行きに乗車約20分、「三崎港」バス停から徒歩約3分でした。
まだゴールデンウィーク前でしたが、海南神社には鯉のぼりがいっぱいでした。
一般的な口で吊るすものだけでなく、泳ぐように並んだ鯉のアーチを進んでいきます。
境内の狛犬(天保14年)には、首輪のようにしめ縄がかかっていました。
私は珍しいと思ったのですが、東北から九州まで点在しているようです。地域によっては、首・お腹・台座など巻く位置も異なり、かなり自由度の高い習俗のようです。
参考:茨城県つくば市の体見(すがたみ)神社の狛犬が素敵![]()
本殿にお参りと思ったところ…
なんともインパクトのある撮影スポットのマグロの頭に目を奪われました![]()
確かに三崎はマグロで有名ですが、何ともシュールです。
拝殿前には鈴がいっぱいです
カラフルな鈴緒の色も可愛いです。
御祭神が多いので、多くの参拝者が一度に鈴を鳴らし、多くの神様へ同時に祈りを届けられるように設計されているようです。
【御祭神】
- 藤原資盈公(平安時代の貴族で、浦賀に流れ着いたとされる人物)
- 盈渡姫(資盈公の后とされる女性)
【相殿の天三社】
- 速須佐之男大神(厄除け・疫病除け・海の安全と関わる天照の弟神)
- 菅原道真公(学業成就・文芸・知恵の守護神)
- 天之鳥船命(日本神話に登場する航海・交通の神)
- 筌龍弁財天(水辺の守護・芸能・財運に加え、龍による海の恵み・漁業繁栄)
- 地主大神(海南神社の創建以前から土地を守護していた神様)
海南神社の社殿は、参拝者がお参りする前方の拝殿、その奥で神様にお供え物をする幣殿、さらに奥に鎮座する神様が祀られた本殿の3棟が一体となった「権現造」の建物です。これらは18世紀後半(1743年・1798年)に建立された貴重な木造・朱塗りの建築で、神奈川県指定重要文化財に指定されています。
相殿でお祀りされている弁天様は「筌龍弁財天」という少し聞きなれない神様です。
治承4年(1180)、源頼朝の挙兵に呼応した和田義盛は衣笠城で畠山・江戸の諸軍と戦ったものの落城、海路房州に逃れます。
折悪しく大暴風雨に遭遇し、流されて兵糧が尽きたとき、龍神に加護を祈ったところ「筌」という竹製の漁具が流れてきたそうです。辛うじてこれを用いて魚をとり、主従飢えをしのぐことができたとのこと。
後に、この「筌」が昇天して「龍」に化した夢を見たことから、この出来事を記念し、三浦一族の拠点である三崎の地に「筌」を「弁財天」として祀ったのが「筌龍弁財天」の始まりです。
ご神木の雌雄2株の大イチョウは樹齢約800年。源頼朝がお手植えされたと伝わっているそうです。
大イチョウの元には備前焼の狛犬がいました。2頭のどちらも口を開けています。
この写真のイチョウの雄株の枝ですが…
龍神社の上に「龍」のように見える形で架かっていました![]()
お参り後、期間限定御朱印をいただきました。
その後、鳥居前にある「海南テラス」で、神社の御神水を使用して淹れたという「ご神水アイスコーヒー」をいただき一休みしてから帰りました。
この「海南テラス」は神主の奥様が運営する参拝者向けのカフェで、アイスコーヒーは¥500でしたが、参拝後のお客様は¥100割引きとのことで¥400でした。
ご神水は軟水とのことで、まろやかな味わいのアイスコーヒーでした。
海南テラスは奥様がひとりで運営されているため、開店は不定期です。土日祝を中心に開店しているとのことなので、開いてラッキーでした。
三浦半島の総鎮守「海南神社」はこちら
参考:海南神社のユネスコ無形文化遺産「風流踊」チャッキラコ












