スーパーでレジ打ちのバイトをしていたカートワーナーのシンデレラストーリー | NFLグッズ専門店 アメフト歴3年のイーグルスファンのブログ

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高校時代に3年間アメフトをやっていました。NFLで好きなチームはイーグルスです。好きなプレイヤーはマイケル・ビック。

最近までドラフトが話題になっていましたね。


しかし、中にはドラフトで指名されなかったにもかかわらず、FAでチームと契約をし、実力をもって先発を勝ち得ている選手もいます。
カウボーイズのQBトニー・ロモや、ブロンコスのWRウェス・ウェルカーなんかもそうです。


そういった選手の中には、NFL史上最高のシンデレラストーリーを歩んだといわれているQBがいます。

それがカートワーナー。




2部リーグの大学出身の彼は、ドラフトでは全く相手にされず、FAでなんとかパッカーズに入団するも、すぐにカットされてしまいます。その後、AFL(室内フットボールリーグ)で3年間プレーするのですが、それだけでは食っていくことができず、スーパーで時給5.5ドルのレジ打ちのバイトなどをしながら生計を立てていました。


AFLでは敵なしの活躍を見せていたワーナーは、1998年にラムズと契約。当時あった、NFLの下部組織、NFLヨーロッパのチームに派遣されるも、そこでもリーグトップの成績を残します。翌1999年、1番手QBの故障により開幕から先発に抜擢されると、その真価を発揮。開幕4連勝を果たすと、当時ほぼ無名だったワーナーに注目が集まり、"Who Is this guy"という見出しとともにスポーツ紙の表紙を飾ります。


その後も勝利を重ね、13勝3敗でチームをプレーオフへと導き、自身もシーズンMVPを受賞します。プレーオフでもチームは勝ちあがり、スーパーボウルに進出。そのスーパーボウルでもスーパーボウル記録となる414ヤードのパス記録をあげ、チームも勝利。先発1年目にしてスーパーボウル優勝を果たすのです。


2年後の2001年にもスーパーボウル進出を果たしているのですが、あえなく敗戦。その後はけがに苦しみ、ラムズを解雇されてしまいますが、2008年にカーディナルスを率いてもう一度スーパーボウルの舞台に戻ってきます。しかしスティーラーズとの激闘の末、敗戦。2010年に引退をしています。

まったくの無名選手がたった一度のチャンスをものにし、スーパーボウルMVPにまで登りつめる。
時給5.5ドルのアルバイトが、最終年には1900万ドルもの年俸をてにする。

ここまでのシンデレラストーリーを演じられるのは、後にも先にもワーナーしかいないんじゃないかと思います。