前回の続きです。
https://ameblo.jp/bomketch/entry-12494928346.html
席次表の下書きの紙をいつまでも記入せずに取っておいた夫(元ですが、夫と統一します)。
プランナーさんとの話もだんまり。
けれど、それでは先に進みません。
一応席次表の下書きも宿題ではあったので、彼も呼びたい人の名前を書いてはいました。
席札のデザインや書体なんかの話のときは、基本的に黙っていた夫でしたが、
席次表に実際に打ち込まれる「肩書き」部分の打ち合わせがはじまると、次第に口を挟むようになってきました。
「その人は今の上司じゃないので、元上司にしてほしい」
「その横の人も今の同僚じゃない。元と入れてもらいたい」
「そっちの人は挙式のころには違う職場で働くことが決まっている」
「その人は今はもう辞めている」
結婚式となると、形式ばかりでも、会社の人を呼んだりしますよね。
夫は、全く勤め先の同僚や上席の方を呼ぼうと思っていなかったんです。
そんなとき、プランナーさんが
「基本的に、開会の挨拶は新郎の上司の方がやる場合が多いです。どうなさいますか?」
と聞いてくれました。
夫の答えはこうでした。
「仲のいい先輩がいたので、頼んでみます。今は離職中で、職についてないんですが…」
「その方のお名前を教えていただけますか?」
「Aさんです」
「では、そのAさんを挙式内でご紹介するにあたり、なんと申し上げたらよろしいでしょう?」
「えっと…元先輩、とかだとまずいですかね」
「まずくはありませんよ。ただ…」
プランナーさんも少し困惑した顔を見せました。
「一般論にはなりますが、現職の上席の方が行う場合が圧倒的なんです。旦那様の今の職場の上司の方に、掛け合っていただくことは出来ませんか?」
「ああ、ちょっとそれは避けたいです」
旦那はそう早口で答えました。それから私に向かって
「新婦側でそれって出来ない?」
と話を振ってきました。
ここで補足です。
前々から「開会の挨拶は新郎側から誰か」「乾杯の音頭は新婦側から誰か」を引っ張ってこよう、と、夫婦内の話し合いで決められていました。
なので、ここで開会挨拶も新婦上席がやってしまうと、マイクを持って話す役割が全部新婦側の人間になってしまって、
均衡も取れないし、そもそもフェアじゃないなと思ったんです。来場者にお願いするの、結局私だし。
「そこは新郎側でやる約束だったでしょ」
「いやだからその先輩にお願いしてみるってば。…別に変なことじゃないんですもんね?」
「ええ。全く不思議ではないことですよ」
プランナーさんは穏やかに頷いてくださいました。
…私はこの時点で、なんともいえない違和感を覚えていました。
そんなこんなで、席次表が徐々に出来上がってきます。
とほぼ同時に、実際に来賓にお渡しする招待状も納品されてきました。