ボアタハジ
こないだピマ子のST(スピーチセラピー/言語聴覚療法)に2人で行った帰りのことなんですけどね。
STを受けに行ってるクリニックのビルのエレベーター、扉が閉まるのめっちゃ早いんですよ。
しかも外側には開閉ボタンがなく上下ボタンだけのやつでなんです
帰りのエレベーターが来たから乗り込もうとしたんですけどランプがついてないことに気づいたんです。
これ呼んだエレベーターじゃないかも、と確認しようとしてたら、先に乗り込んだピマ子(娘/5歳)だけを乗せて閉まりゆく扉。
慌てて▼ボタンを押すも、ピマ子が乗り込んだ箱は▲行きのため腕を挟む暇もありませんでした。
「開くボタン押して!」と言うも、突然のことにすっかり動揺していたピマ子は「え~……」と言うだけ。
あっという間に動き出すエレベーター。
こんなとき大人だったら「どうせ帰るんだから1階で落ち合えばいいっかー」とかなるんでしょうけどね。
何故か最初は妙な余裕があったんですが、だんだんパニックになり始める私
とりあえず上の階で止まったようなので、速攻で非常階段から駆け上がるもピマ子おらず
乗っていると思しき箱は下の階へ。
今度は、最初に乗り込んだ階で止まったようなので、またも全力疾走。
このビルの非常階段めっちゃ急な上に1段の高さが高くて駆け下りると危険なやつなんですが、もうそれどころじゃなかったです
止まった階に来てみるも、またもピマ子おらずエレベーターは下に向かっている様子。
ちょうど来そうなエレベーターがあったので(結構上の階だったので自分の足で降りるよりエレベーターのが絶対早いと判断)、それに乗って1階へ行くと、作業服を着ている男性と一緒に立っているピマ子。
無事に落ち合うことができました
多分この間3分くらいだったと思うんですけど、すごい長く感じました。
実はその日たまたま、最初にエレベーターに乗るときに開閉ボタンの操作のしかたを教えてたんです。
それを覚えていたピマ子は、とりあえず全部の階の数字を押して開きながら人がいないか確認しながら降りたそうです。
1階でやっと人(作業服の男性)を見つけたピマ子は「この人なら優しそうだ」と思ったらしく「お母さんと離れ離れになっちゃったんです。お母さんどこですか。一緒に探してください」と言って助けを求めたそうです。
その男性にはめちゃお礼言いまくりましたw
ピマ子が助けを求めた男性が危険な人じゃなかったのと、ビルの外に私を探しに出てなくて(目の前は4車線の大きな道路があるし、外に出たら……というのが実は一番恐怖だった)本当によかったです
私は結構心配性なので、外を歩くときは子どもと必ず手をつないで歩くんですが、そのときは「エレベーター来たけど、これランプついてないぞ?」と思ってほかの箱を見ようと体をのけぞらせ瞬間、ピマこがつないでいた手をほどいて乗り込んでしまったという感じでした。
最初にすぐに「待って!」とピマ子に声をかけてるんですが、ピマ子的には「何が?」って感じだったのでそのエレベーターから降りてこなかったんだと思います。
こういう意表を突かれるのが育児ですよねえ……。
普段はすごく恥ずかしがり屋で、知らない人にはほとんど近寄らないピマ子が、ピンチになったら泣かずに(!)人相までチェックしてちゃんと助けを求められたことにすごく驚きました。
その日はずっと褒めてましたw
もうこんなこと二度と起きてほしくないけど、本人的には自信になったような感じもありました。
ということがありまして、ピマ子が方々で(夫や私の実母)話すときに「きょうエレベーター迷子になっちゃったの」と話しておりました。
やー、寿命縮んだ気分でした。
エレベーターこわい。
ではまた!
Tchau