最近自分がどんどんひねくれていっている気がする。

たとえば、今日職場の先輩が残業している人たちにイソフラボンの入った飲み物を配っていた。

おそらく、スーパーでまとめ買いしてきたのだろう。

悪気も下心もなく、残業している人たちにお疲れ様という意味合いで配ったに違いない。


しかし僕はその飲み物が苦手な部類で、しかもせっかく配ってもらったものを「すいませんこれあんまり好きじゃないんでいりません」とも言えず、悶々としてしまった。

「全員に配るなら、もとお茶とか当たり外れのないものにすればよいのに」とついつい文句を言いたくなってしまっているのはひねくれているのだろうか・・・?



子供は子供というだけで周りからちやほやされる。ネコだってそう。

なぜかわいくもない子供や赤ちゃんや猫だって、ただ子供だから、赤ちゃんだから、ネコだから、というだけでちやほやされるのだろう・・・?






みたいな感じの僕ですが。



久々に伊坂幸太郎読みました。


「PK」


おもしろかったです。
伊坂幸太郎の小説のテンポの良さ、特に会話文のきどってる感じがとても好きです。

伊坂幸太郎は、モダンタイムスあたりから答えを示さないわけわからない感じの小説へと作風を変えてきましたが、僕は好きです。


今回も難しかったです。

繋がりとしては、おそらくこんな感じなのかと推測します。



作家:2人の子供がいて(そのうち兄弟の兄は大臣になる)、子供をしつけるときは次郎君のたと   え話をする。見知らぬ男から小説の改稿を命じられ、必死に抵抗する。
   「PK」ではゴキブリのおかげで浮気が発覚せず、「超人」では浮気が発覚するが堂々とし   ている。

大臣:作家の息子で、若いときにマンションから落ちてきた子供を救う。
   幹事長に嘘の発言をするよう強要されていて悩んでいる。
   秘書官に10年前の小津選手がPKを決めた理由について調査するよう命じている。

秘書官:大臣に10年前の小津選手がPKを決めた理由について調査するよう命じられている。
    作家の話に出てくる次郎君と同じ体験をしている。(同一人物か)

小津:若いころの大臣がマンションから落ちてきた子供を救った現場を目撃し、サッカーを続け   る決意をする。
   謎の男から予選の最終戦でPKになったときは外すように命じられるが、ロスタイムでPKを   決める。

宇野:小津と同じく若いころの大臣がマンションから落ちてきた子供を救った現場を目撃し、サ   ッカーを続ける決意をする。
   小津が得たPKのチャンスの時に小津に声をかける。

本田青年:幼いころに大臣に命を救われる。
     殺人犯の情報が記されたメールを受け取るようになり、殺人犯を殺害するよになる。

僕:人と握手することでその人から6秒だけ時間をもらうことができる。
  千葉の研究所から、ゴキブリを持ち去る。

私:耐性菌の蔓延から世界を救うために、犠牲となるよう宣告を受けるが、助かる。




ざっと登場人物を紹介するとこんな感じです。

僕も読書後いろいろと気になりネットを見たりしていたのですが、一番わかりやすい説はこんな感じでした。


「密使」によると、世界は同時並行して様々な世界が進行している。
しかし、多少の道筋は違えど目的地は1つである。
または、ささいな変化を持って目的をさりげなく変えることが可能。(その場合最小の被害となるよう計算で導き出すことができる)

「PK」「超人」の大臣の話(家に浮気相手から電話がかかってきたときに妻が出るのか出ないのか)から、「PK」と「超人」は別の世界である。

小津選手がPKを決めたように、また審判が八百長を認めて結果本田青年が大臣の殺害をやめたように、主義を通せば未来はある目的地で1つになる。



てな感じです。完全に想像ですが。まあそのへんは読者で自由に考えてくれってことなんですかね。僕もよくわからなかったんで、今2回目読んでますがたぶんわかりません。



でも、この小説の中にはなかなか良い言葉がたくさんでてきます。


たとえば、「不安は伝染するが、勇気もまた伝染する」であるとか、「未来は暗いといって育てるよりも、嘘でも未来は明るいといって育てる方が良い」とか「大した影響がなければ、子供たちに自慢できる選択をしなさい」であるとか・・・。


やっぱり伊坂幸太郎は僕は好きです。

人によっては軽すぎると思うかもしれませんが。




さて、ひねくれた僕はいつどこで勇気を試されるのか・・・。