オネブの入れ墨を消すレーザー手術がついに始まった。
1ヶ月に1回のペースで計20回はレーザーをあてなくてはいけないので完璧に終わるのは約2年後になる。
全ては我が娘澪ちゃんのため。
正直オネブも消したくはないだろうけど自分と澪ちゃんを比べた時に澪ちゃんが大事だと判断した結果こうする事を選んだのだろう。
『当たり前だね』とオネブの家族は言うがウチはその判断を偉いと誉めてやりたい気持ちでいっぱいだ。
それにそう思う人が1人でもいないとさすがにオネブもかわいそうだ。
自分でしたバカな事とは言え片腕と片胸を犠牲にするのだから。
もうキレイな普通な腕には戻れないのだから。
1回目のレーザー手術を終え今は腕と胸がパンパンに腫れていて包帯と湿布のオンパレード。
入れ墨の龍の絵も今では血で滲んでいる。
胸も腫れているため軽くAカップくらいあるんでは?という感じである。
それをおもしろおかしくふざけて見せてくるオネブがかわいそうでかわいそうで泣きそうになる。
夜中オネブが寝ているとき痛みで顔を時々歪ませているのを何度も見てるから尚更である。
あんな痛みに人一倍弱いオネブが頑張って麻酔の注射を何十本と打ちレーザーで肌を焼いたと思うとせつなくなる。
澪ちゃんが大きくなったらウチは教えてあげようと思う。
パパは澪ちゃんの事がほんとにほんとに大切なんだよと。