オネブが風邪をひいた。
しかもきのうからオネブ2連休でそのしょっぱじめから高熱を出し朝から病院へ行った。


最初インフルエンザかと思い検査してこいと言ったのだが熱を出してから12時間経たないとどうやらインフルエンザの反応が出ないらしく病院で検査ができなかったのだ。

とりあえず頓服薬やらその他漢方、錠剤いろんな薬をワンサカ持ってオネブは帰ってきた。


看病をしても熱は一向に下がらないし頓服薬飲んでも熱逆に上がる一方で朝行った病院に電話して問い合わせたら夜間の病院紹介されて急遽そっちへ行った。


オネブはフラフラなのでウチもマスクしてついていく事にした。


オネブは診察されるまでずっと『死ぬかもしれない』と弱気になっていた。
最初はウチも『大丈夫だってパー』と励ましていたがだんだんめんどくさくなり後半はシカトしていた。


インフルエンザ反応も終え診察の順番が回ってきた。
五分もしないうちに待合室にオネブは戻ってきた。
どうだったかと聞くとさっきまで死ぬかもと言っていた顔とは打って変わって晴れやかな顔で『インフルエンザじゃないってさ、ただの風邪だってさ。』と言われた。


気が抜けた。


まぁ良かったのだがその後のオネブのセリフに心底呆れた。

インフルエンザではないと診断されたオネブは急にハキハキ喋り出し『病は気からだね。』なんて言い出したのだ。


そうなのだ。
もう二年以上コイツと居るがウチはうっかりしていたのだ。
コイツが大袈裟な人間だという事を。


ちょっと微熱を出せば癌にでもなったかのように騒ぎ出すし、どこか痛めると病気だと絶叫し出す男なのだ。

今までそんな騒ぎを散々お目にかからせといてまたウチはコイツの大袈裟騒動に巻き込まれた。


どっちかというとウチの方が病人っぽいというこの状況でウチはまたコイツに騙されたのだ。


ガーンというやりきれなさを抱えお会計をしに行った。


高い。


そうなのだ。
夜間料金だから高いのだ。
ただでさえカツカツな生活をしているのに朝も病院代を取られ夜もまたこうして病院にきて結局朝の時の診断と何一つ変わりない状態だったのに朝の診察代の倍徴収された。


ガッカリしたのは言うまでもない。


しかしこの後更にガッカリする事が起きた。


とりあえず帰ってすぐ晩御飯を食べさせ薬を飲ませようとして薬を出していたらなんだか数がおかしい事に気付いた。


一回に一錠飲む薬と一回に二錠飲む薬があるのだがどうやらオネブは全部一回につき一錠しか飲まないものだと勝手に判断し一回に二錠飲まなきゃいけない薬を一錠しか飲んでなかったのだ。


そりゃ熱も下がらないし良くもならないに決まっている。

ちゃんと薬の袋に『朝昼晩一回につき二錠』とバカでもわかるようにハッキリと書いてあるのにあのバカは一回につき一錠しか飲んでなかったのだ。

しかも二錠飲まなきゃいけない薬は三種類あったのでその三種類の薬をキチンと容量用法を守って飲んでいなかった事になる。


こんな簡単な事をミスったせいで夜間料金をふんだくられたと思うと本当に腹だたしい。


ウチはオネブに『あんた…薬の飲み方間違ってたから熱下がんなかったんだわ。』と説明したらフムフムと聞き『うん、そのようだね。』と言ったから尚更気が抜けた。


もっと自分のしたミスを恥じるべきであるし重く受け止めるべきである。

そしてこれを期に大袈裟なところを直すべきである。