おネブに言われた事がむかつき喧嘩になった。


内容は『ゆでたまご』を巡っての大喧嘩。



ほんとにむかついたんだよな。

『オマエがそんなんだからウチに振られるんだよむかっ』とまで思った。


のため、
ウチの態度ありえないくらい悪い。



何言われても
『…。』
シカト。
何聞かれても
『…。』
シカト。


オールシカト祭り。


実際ね悪いのはウチなんだよね。
わかってんだけどなんかここまできたら意地になっちゃって謝れない。


だから言い返す言葉がないためシカト祭り開催。



おネブはいつもこうだ。
付き合ってる時もこうだったんだが、
どんなに小さな喧嘩でも大きな喧嘩でもちゃんと真剣な姿勢で向き合うのだ。


だから小さい喧嘩の時
『こんなくだらない喧嘩なのに何真剣になっちゃってんのかしらシラー』とよく思っていた。


今回も小さい喧嘩なのだ。
だって『ゆでたまご』だ。
詳細を言うまでもなくくだらなさが伺えるでしょ。


なのにまたおネブは真剣に話合いを始め、
自分の意見を言い、
ウチの意見を聞き、
詳しくわかりやすいように説明をしだしたりする。



その姿を見て過去の自分とある一人の男の事を思い出した。

ウチとたけしくんだ。



たけしくんと喧嘩してもあいつは話はあまり聞いてくれずいつもポケラ~としてヘラヘラしていた。

その度ウチはなんでこの人は真剣に話に向き合おうとしないのだろうと思った。
ウチだけがいつも熱くなってウチだけがいつも真剣になりすぎてた。
すごく悲しい思い出だ。



なのにおネブときたら、
バカみたいに真剣になっちゃって。


昔のウチみたいに一生懸命だ。


ほんとにいい人なんだなぁと思った。

こんなウチにここまで真剣に話してくれるなんて。



あんなにむかついていたのに急に怒りが取れてきた。


そしたら急にウチの口から『ありがとう。ゆうき』という言葉がでてきた。

おネブはいきなりのウチの言葉に超戸惑っていた。




もしかしたらウチの事をこんなに考えてくれるのは
この人だけなのかもしれない。




そう思うとなんだか感動してしまった。



そして惚れ直した。