この間の日曜日

土曜日にバイク屋から取ってきた(買ってきた)ばかりのバイクで

山に分け入ってきた。

雨でどろどろ、ずるずるすべる山道を

バイクに跨ってはいるが、

両足を着きながら

2足2輪でバタバタ(じたばた)と走っていると

人っ子一人いない狭い林道というか、獣道を

正面から動物がこちらに向かって歩いてくる

なんだ、あれ?

えー、犬?何でこんなとこに犬がいるんだよ。

まあ、よく考えてみれば、

けものみちだから獣が歩いてても不思議はない。

逆にこんなとこにバイクに乗ってる奴がいる方が不自然だ。


野犬だったらどうしよう

これはやばい

襲われたら大変だ!

追っ払わねば・・・・・

バイクのホーンをピーピー鳴らしたり、

エンジンを空ぶかししてみたら

止まって座った。
(なんか、野犬にしてはずいぶん行儀がいいな)

でも、止まったはいいが、

人、一人分歩けるくらいの道幅しかないから

Uターンできない。

後ろ向いたら、その瞬間に襲われるかも知れない。

ということは、このまま犬から視線をそらさずに

後ずさりしなきゃならんのか?

まてよ、この道、確か、この道幅になってから

5百メートルくらい走ってきたんだぞ


ということは・・・・・・


5百メートル後ずさりかい!
(そんなに後ずさりする奴聞いたことねーわ)


もうしょうがないな~

と思って、

後ずさりしようとしたら


急にうしろから人の声が・・・・


「おい、あんちゃん!」


うわー!


しっ、心臓止まるぞ!

誰だおまいは?


前の犬に集中してる間に、

いつの間にか、俺の後ろに猟銃ぶら下げたおっさんが!


「だいじょぶだよ、俺の犬だから」


ばかやろー

ぜんぜん大丈夫じゃねーぞ!

脅かすにも程があるじゃねーか!

犬じゃなくてあんたにビックリしてんだよ!

心臓弱い奴だったら確実に死んでるわ!

犬に気を引かせといて挟み撃ちかい!
(あほ、おまいを挟み撃ちにしてどうする)


「この先、道なくなっちゃうから気をつけろ」


そう言うと、おっさんは、心臓ばくばくでビビリまくってる俺の横をすり抜けて

座って待ってた犬と一緒に山奥へ消えていった。


山は怖えーとこだ。

みんなも気をつけろ。
(誰もいかねーよ)


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