恋路をゆく-浅草編- その弐! | 恋散如花

恋路をゆく-浅草編- その弐!

さて、前回の続きでせう。弁天堂より少し引き返し仁王門方面へ。

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浅草仁王門、五重塔、観音堂ノ景、
仁王門は修復工事も終わり、だいぶ綺麗になりました。さくりとお参りを済ませ旧浅草六区方面へ。浅草六区とは、明治期に浅草を1-7区画に割り当てたもので、当時は六区が日本最大の歓楽街であったといっても過言ではありません。色々な施設が立ち並び、隆盛を誇りました。幾つかの建物を当時の建築物と比較して巡ってみたいと思いまふ。

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浅草花屋敷の景
江戸時代に開園した日本最古の遊園地です。開園当時はブランコが有りました。元は名前通りの花を観賞できる場所です。2枚目の画像は、明治期の花屋敷。明治中期以降の花屋敷では人形劇、珍動物の公開、見世物小屋、遊技場って感じです。ちなみに花屋敷は六区ではなく、旧五区に該当します。あと小学校3年生の時、花屋敷のジェットコースターに乗って、恐怖のあまり失神しましたwww いまはどうか謎ですが、コース中に普通に隣の隣家とかの下着とか干してあったりした記憶あるますwwwwwwwwww

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浅草木馬館ノ景
ここは、元は通俗教育昆虫館といいましてw 明治期に開館した昆虫博物館。最初のうちは珍しいこともあり、流行りましたがすぐに廃れ、浅草喜劇俳優 曾我廼家五九郎の援助で改築、後に名前を木馬館と改称し大衆演劇舞台になり、現在でもバリバリ営業ちゅうです。木馬館の名前の由来は、昆虫だけじゃやヴぁいwってことで2階を昆虫博物館、1回に回転木馬(メリーゴーランド)を設置したので。浅草にはこーいった当時としては珍しい乗り物や見世物が沢山あり、怪しい雰囲気の見世物小屋が沢山あって本当に楽しい場所だったと思います。江戸川乱歩が好きな人は何となく雰囲気分かるよね?w こーいうの理解、共感できる人 連絡くだしw

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浅草電氣館ノ景
浅草電気館。明治期に開業した日本最初の映画館であります。今は賃貸マンションになっていますが、名前は電気館を受け継いでいます。家賃は22万~からだったと思いますw 2枚目は昔の電気館。

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往年ノ浅草六区ノ景
浅草六区は、現在は昔に比べると活気は少ないかも知れません。往年の浅草六区。まさにの街だったのでしょうねw 歩きたかったなぁw ほんの軽く浅草寺周辺を書きましたが、書きたいこと紹介したい場所500分の1くらいにまとめて書いた感じです。全然紹介しきれてないです。その位 浅草は魅力ある町なのです。もっともっと良い所 いっぱいあるんですよ~

浅草寺界隈に別れを告げ、観音堂裏、浅草寺病院前の道をまっすぐ進む。この辺は住宅街ですかね、静かな道です。15分程歩くと途中で紙洗橋が有り、橋といっても今は川はなく名前のみでしょうか。ここを左に曲がると堤通りにでますのでそのまま10分程北に向かって歩いて行くと・・・

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キタ、コレwww 日本一のソープランド界隈吉原www ここで一寸遅めの昼食を。江戸前天麩羅の伊勢屋です。正直、交通の便悪いんですが浅草の天ぷらって言えばココでそ! 観光バスで大黒屋とかに入って浅草の天ぷら美味しい~♪とか言ってる人を何時も可哀想に思ってますw ここです。ここで天ぷら食わなきゃだめなんです。昨今、関西風の天麩羅ばっか目について、白くてころもが薄いさっくりしたのが天ぷらと勘違いしてる人多いと思いますが、江戸前天ぷらはそんなもんじゃ有りません。胡麻油の香りがなんともw お店の中は狭くて、でも昔ながらの建物なのでとってもいい感じです。

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伊勢屋の斜め前に五十間道が今でもあります。ここ良く見れば分かると思いますけど、道がくの字になっていて、先が見えないようになってるんですね。なぜか? かつて この道の先にあったのが、吉原遊郭なのです。その入口なんですね、ここは。お客が吉原遊郭に入って行くのはやっぱり恥ずかしいwってことで、道がくの字になっていて周りからお店に入っていくのがわからないような作りになっているんです。ここをしばらく歩くと、かつては吉原遊郭の入口になる吉原大門が有りました。現在はこのあたりは当時を偲ぶものはほぼ残っていません。

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明治期の吉原大門と現在の吉原大門

実際、このあたり来るとあんまり写真とれまてんw なぜなら、旧吉原遊郭の跡地には戦後、公娼制度が廃止された後に、ソープランドが郡立しまして、現在でもバリバリ営業してるんですね。で、どこのお店にも店前で店員の男の人がじーーーっと不動しておりましてw 怖くて写真とか撮影できませんwww

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明治期の吉原遊郭

吉原遊郭の話とか当時の太夫とか、花魁の話しとか語り始めると軽く5時間くらいかかりそうなので割愛しますw 聞きたい人はコーエーの手先じゃ有りませんが、海なり信なりに課金して私を探してください。詳細なレア資料を提示した上で語り始めますw

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吉原弁財天
吉原大門をまっすぐ突き進むと、吉原神社、吉原弁財天があります。当時の花魁や娼妓たちは どんな思いでお参りしたのでしょうね。そんなことを考えると胸がちょっと詰まります。良い話はごく一部で実際は暗い話が多いですからね。この弁財天周辺はなんか、異質な感じの空間がしました。ここはもともと、池があった場所なんですが、関東大震災の際、遊女たちがこの池に飛び込み500近くが溺死した場所なんですね。それを弔う弁財天が悲しく見えます。

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一葉愛用の紅入れレプリカ

このあたりは樋口一葉が一時生活していた場所なので、このあと一葉記念館に行きました。一葉愛用の紅入れとか愛用した簪なんか見たりして。お土産コーナーにレプリカの紅入れあって、買おうと思ったけど一葉が使っていたやつよりサイズが大きくて、それが気に入らずに買いませんでしたw このあと遊女たちを投げ込んだ 投げ込み寺行こうと思っていたのですが、寒さに負けて三ノ輪駅からコッソリ退散しました♪ ちゃんちゃん♪

ちなみにおまけw 江戸随一、当代きっての名妓と言われた浅草金瓶楼 今紫の画像↓ 特別大公開!

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