聴いた事ない人の珍しいのではないかという位有名な曲です

まず、歌詞。リンダの意味ですが、
スペイン語の『美しい』がlindaであるという話は有名です。
ドブネズミみたいに美しくなりたい
と言っているので、辻褄も合います。
また、ヒロトは『リンダに意味はない』と言っていた、
という話も聞いたことがあります。ヒロトの叫びを言葉に
したら、『リンダ』だったのかもしれません。
もしかしたら、『タリホー』もそんな感じなのかもしれません。
続いて歌詞です。多くは語っていません。
まず冒頭の部分。
ドブネズミみたいに美しくなりたい。
写真には写らない美しさがあるから。
二番にも同様の歌詞があります
ドブネズミみたいに誰よりもやさしい
ドブネズミみたいに何よりもあたたかく
逆説的な歌詞ですが、❝ドブネズミ❞が他者にどう思われようと
我が生を生き抜く姿を、美しいと感じるのは何となく分かります。
しかし、ドブネズミが優しい、温かいとなると、私の乏しい感性
では理解し言葉にする事が出来ません。
もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
そんな時はどうか愛の意味を知って下さい
❝僕❞がまだ会った事もない❝君❞に宛てて
どうか愛の意味を知って下さい、と歌います。
そして、
愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない
うーん、難しい。素直に最初の❝君❞と次の❝君❞が同じ人物
だとすると、まだ見ぬ人物に❝離しはしない❞というのは
いったいどういう意味でしょうか?

愛の意味を知って下さい、と言いながら、
❝愛じゃなくても 恋じゃなくても❞
という文章が続くのもなんだかチグハグな印象です。
そうなると私的には❝君❞は
ヒロトがまだ見ぬBLUE HEARTSのリスナーに向けた言葉で
BLUE HEARTSと出会ったら、❝愛❞の意味を知って欲しい、
うちらは君を決して離さない(見捨てない)ぜ、という
そんな想いだったのかな、と想像しています。
それが自分としては最もしっくり来たからです。
しかし、こんな解説が全く意味をなさないのがロック!

なのでしょう。リンダ・リンダを聴き、その音楽と
歌詞が突き刺さる
