前編では、この実生楓の65番をここまでにするところでした。
その際に書いたとおり、今の芽だけでは辛いので・・・
差し枝の欲しいところにマークして・・・
まずは、マークした側から穴を開けます。
なにしろ、アウト側のこの位置が重要なので、コッチ優先なんです。
その後・・・
イン側から深く穴を開けます。
このドリルの刃は「テーパー」がかかっているので、先が細くなっています。
手前が太い穴になることで、貫通の接ぎ穂を通しやすいんです。
そして、これが今回使う2021年に実生した楓の苗です。
その中から、良さそうな一本を選び・・・
芽を傷めないように接ぎ木テープを巻いて保護して・・・
どうにか通しました。
テープをほどきました。
アウト側です。
接ぎ穂ごと、駄鉢に収め・・・
赤玉で埋めます。
インアウトともカットパスターペーストで隙間を埋めれば完了です。
この作業で注意するのは・・・
ボディと最初の芽の距離です。
カットパスターに塗られない範囲で、なるべく近い方がベターです。
それだけ、第1節間までが詰まった枝になるからですね。
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