実生山モミジの2016-10に、枝を回して貫通接ぎする | 盆バカひこさんのとことん盆栽道楽

実生山モミジの・・・

 

2016-10です。

 

7年前に実生したものですね。

 

この樹は、赤矢印の先の黒い線ところで取り木するつもりなんです。

 

ただ、青矢印のところにも枝が欲しいので・・・

 

欲しい位置に・・・

 

ドリルの刃を通して・・・

 

穴を通しました。

 

で、その穴に、伸ばしてあった枝を回して通します。

 

さて、ここで・・・

 

どの芽を使うのか?というお話です。

 

山モミジの芽は対性で、1節に左右の2芽を持ちますが、それが1節ごとに90度ずれています。

 

この写真で云うと、1は垂直方向に2芽(つまり上下にあります)。

 

2は水平方向に2芽あります。

 

なので、枝分かれの基本として、水平に分かれる必要があり、2か4の芽を使うことになります。

 

今回は、4の芽を使うことにしました。

 

で、テキトーに位置決めしたら・・・

 

こんな山モミジの枝先を用意して・・・

 

 

枝を通した穴に差し込んで、ポキッと折って枝を固定します。

 

こんな感じで、折れた枝が中に残ります。

 

枝を折る位置には、ハサミでグルっと切れ込みを入れておくとスムースにできます。

 

もっとも、この作業は特に必須なものではありません。

 

やりたければどうぞ!という程度のお話ですね。

 

イン側にカットパスターペーストを塗ってスキマを塞ぎ・・・

 

アウト側も同じ処理をして完了です。

 

これで、短い1節の差し枝が出来上がる(ハズ)という寸法です。

 

さて、とんでもない寒波が去って、今日から2月です。

 

いよいよ、本格的な盆栽手入れシーズンが始まります。

 

ウキウキしますね。

 

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