![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/a3/0b/j/o0560042014528084406.jpg?caw=800)
2012年5月。
たぶん、その前年に実生した楓を、遅ればせながらグイッと曲げたところです。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/dc/7d/j/o0560042014528084412.jpg?caw=800)
2013年7月。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/ad/dd/j/o0560042014528084420.jpg?caw=800)
2015年3月。
一曲目は癒着してボディとして一体化しています。
立ち上がりには、取り木準備の針金結束をしてあったために太っています。
犠牲枝は、もうこの辺が限界なので、途中で落としました。
さらに、ここで取り木もかけました。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/be/b6/j/o0560042014528084423.jpg?caw=800)
2016年2月。
取り木に失敗した様子。
ここで、再度掛けるのが面倒なので、実生苗を使って、根を接ぐ作戦に変更しました。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/d8/2c/j/o0560042014528084427.jpg?caw=800)
下からツンツン出ているのが、実生苗を通し接ぎしたものです。
4箇所に実施。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/04/7f/j/o0480064014528084432.jpg?caw=800)
そして、これが今朝の姿です。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/72/f4/j/o0640048014528084441.jpg?caw=800)
根接ぎのうち、1~3ま順調に伸びていますが、4は枯れていて失敗です。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/c2/77/j/o0640048014528084449.jpg?caw=800)
実は、一月ほど前に、この芯を叩きました。
赤丸あたりに芽を期待したんです。
しかし、無反応でした。
そこで・・・
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/4e/58/j/o0640048014528084452.jpg?caw=800)
もう少し切り戻してみると、焼けている様子もないので・・・
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/26/70/j/o0640048014528084456.jpg?caw=800)
マジックで印をつけ・・・
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/67/09/j/o0640048014528084465.jpg?caw=800)
これで・・・
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/38/f2/j/o0640048014528084470.jpg?caw=800)
ぎこぎこ。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/a9/f3/j/o0640048014528084473.jpg?caw=800)
さらに、入る枝の太さに合わせて、切り出しで調整し・・・
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/a6/3f/j/o0640048014528084479.jpg?caw=800)
針金で、「ゆるく」誘導して、回し接ぎをセットしました。
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/05/63/j/o0640048014528084485.jpg?caw=800)
万一、初めて見に来られた方がいるといけないので解説します。
1.ボディ側の刻みは、回す枝が完全に埋まる深さが必要です。
☆上の写真で、枝が完全に入りきっているのが見えますか?
2.回す枝の節を、樹のサイズに合わせて調整します。
☆この写真では、黒い線が活着後の第一関節になる訳です。この例で8ミリくらい。実際の作業では、もう少し詰めて5ミリくらいにしましたが。
3.回す枝は何の加工も必要ありません。
☆ボディに飲み込まれ、完全に癒着すると、自然と水吸いが形成されます。
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/e4/01/j/o0640048014528084487.jpg?caw=800)
ボディ側の肉巻きにより、回した枝がはじき出されないように、この仮釘で固定します。
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/72/1a/j/o0640048014528084490.jpg?caw=800)
もちろん、固定できれば、画鋲だろうがなんだろうが構いません。
![イメージ 19](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/9e/2c/j/o0640048014528084497.jpg?caw=800)
今回は、このカットパスターペーストで・・・
![イメージ 18](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/17/10/j/o0640048014528084504.jpg?caw=800)
完全に水と空気を遮断しています。
注意したいのは、「芽」には塗らないこと。
![イメージ 20](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/38/e1/j/o0640048014528084511.jpg?caw=800)
ということで、今回のまわし接ぎは終了です。
待っていれば出るかもしれない芽ですが、所詮コイツの気分次第ですからね。
「技術」でナントカしてしまう術も、時には大切です。
そうそう・・・
![イメージ 21](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/23/bombaka/79/e2/j/o0640048014528084516.jpg?caw=800)
ここまでやる?