最近は、以前に比べ人気に陰りのある支那鉢です。
これは、やや赤い土を使った朱泥(しゅでい)と呼ばれるもの。
100年以上前に中国から渡ってきた中渡りと考えていいと思います。
盆栽は古色も大切な要素でありますから、鉢にも同様に時代感が求められる訳です。
先日掲載した・・・
ピエール・S鳥さんのこの石化ヒノキが収まる鉢も、やはり中渡りほどの時代がある紫泥長方の中国鉢です。
これを見て、タケジイが「そりゃ、新渡(しんと)かあ?」と、とぼけたことを云うので叱っておきました。
もっとも、タケジイに鉢のことがわかるはずもないので、それはやむを得ませんけどね。
流苑や和雀や壱興も上手だし、舟山も大したものと思うけど、いずれ時代ではかなわないのが古い支那の鉢ですから、割らないようにしたいものです。