![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/22/bombaka/80/b5/j/o0640048014528057634.jpg?caw=800)
画題は、右面が「木曽街道六十九次」のうちの「草津追分」ですね。
左は「番場」です。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/22/bombaka/9d/c9/j/o0640048014528057643.jpg?caw=800)
こちらから見ると、右面が「愛知川(えちかわ)」で、左面は「新町」になっています。
回し絵としながら、歌川広重の「木曽街道六十九次」をモチーフにして、4面に独自の山水画として表現しています。
宮崎一石:大正8年生まれ。本名、宮崎淳。米良道博画伯に絵を学び、昭和40年から独学で小鉢つくりを始めた。当初は几帳面すぎるほどに画才が強調されるも、やがて角がとれて、余白も生かすようになって以降、世の評価が高まったということです。突然の病魔に襲われたのが65歳、昭和59年の暮れに亡くなりました。
(出典:「盆栽鉢 陶芸鑑賞としての楽しさ」 畑中兵衛著)
この鉢も昭和50年ころの作なんでしょうが、それでもすでに40年が経過しているということですね。
絵は抜群の出来というものではありませんが、眺めていて飽きのこないものです。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/22/bombaka/22/7d/j/o0640048014528057655.jpg?caw=800)
気の抜けた落款は見たことありません。
一流は、こういうところに違いが出るものなんです。