新しく仲間になった赤松と伸ばしては切り戻すという意味について | 盆バカひこさんのとことん盆栽道楽
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新たに棚場に仲間入りした新入りです。
 
普通、新入りは「ヤキ」を入れられるものですが、当ブログは事なかれ主義ですからそんなことはありません。
 
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この赤松、背中にはシャリを背負っています。
 
赤松を持つのは随分と久しぶりのことなんです。
 
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タカさんにも伝授した秘伝の技でちゃちゃっと絵も描いておきます。
 
と、こんなんで終わらせちゃおうかとも思ったんですが、今日はオマケで切り戻しの意味でも。
 
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私のブログでは、何かといえば「コケ順」と「曲」のことばかり書いています。
 
なんで執拗にこれを追求するのか?
 
今回、絵の表現でタカさんには伝わったはずですが、盆栽の「美しさ」のもっとも必須の要素だからなんです。
 
上の絵で説明すると、左端の一芽を走らせた状態から、第一節で切り戻します。
 
この樹は山モミジのように「対性(芽が同じ位置の左右にもつもの)」の場合です。
 
真ん中の絵で、第一節から分かれて伸ばした枝を、また次の第一節で切り戻し、同じことを右端の絵まで繰り返します。
 
こうすることで、ボディから出た枝が分かれるたびに細くなる訳です。
 
ある程度の枝別れが出来上がったら、もう走らせてはいけません。
 
なぜかと言えば、枝がゴツクなってしまうからですね。
 
と、つまらないことを長々と書いてしまいました。チビまるこちゃんを見ながら。