昨年10月に掲載したムレスズメです。
この時は、こんなふんわり輪郭にして、ちょっと誤魔化し気味です。
これから、この春に美功鉢に植え替えて、そのままず~と放置していました。
全体にボディを見せ所として、針金をかけました。
すると、師匠から厳しい指摘が・・・
これは半懸崖風に作っているんだから、ボディに対して樹高が高くなるのは美しくないというのです。
芯枝をもっと伏せこんでいかないと、樹が生きてこないということなんです。(この赤いラインまで伏せる)
さらにこの立ち上がった枝などは、後ろに倒そうと思っていたら、これは前に伏せこむと教えられました。
盆栽は基本的に前かぶりなんですね。
これで幹筋もハッキリしていますし、ボディも見せて全体的にまとまった感じになっています。
以前載せたピラカンの懸崖も、締まった樹にしようとしていましたが、この場合もまさにそうなんですね。
昨年の姿と比べれば、かなりスッキリしていて、より盆栽的です。
プロの指導をタダでしてもらいましたので、折角ですから皆さんにも参考までに載せてみました。