の続きです。
万里の長城
行った当時はクリスマス前の季節、本来は寒いはずで防寒着をかなり持って行ったが、何故か晴れ渡っているうえに暑かった。結局旅行中は防寒着を着なかった。さすがに夜になると寒かったが、現地のガイドさん達も今年はどうなっているのかと言っているほどの熱気だった。
万里の長城では、駐屯所のような場所にバスで行き、10時ごろに到着し、長城の上を2時間ほど歩いて登り、登った先にある街で自由時間兼昼ご飯を食べて帰り、夕方からは北京大学の人達と交流会の予定だった。
万里の長城の城の上を2時間近く歩いて情報の城郭まで歩いたのだが、とにかく階段が急だった。ほとんどロッククライミングのようにして登って行った。15分ほど登ってどのくらい上ったかを見たくなり後ろを見ると、ほとんど直角に上っているように見えて足が震えた。遠くまで見えていて、自分達より低いところに雲がかかっている遠方の風景が見れたが、足を踏み外したら真っ逆さまになるように見える下の光景が頭から離れず、景色を楽しめる気分になれなかった。少々疲れてきたあたりで、休む場所がないかと見えない側面を確認するため、階段の端まで行き、階段の側面の側に何があるのかを見た。何もなかった。しかも、昼間で明るいのに山影が伸びていて、下が暗くて見えなかった。
自分はTU君とHI君とともに登っていた。
私「TU、下を見たか?」
TU「見た。落ちたら人を巻き込んで転落か?よく死人が出ないな。」
私「同感だ。あと長城の側面を見てきた。」
TU「どうだった?」
私「何もなかった。下に雲がかかっているわけでもないのに山の影が暗く落ちていて下が見えない。奈落の底が口を開けている感じだ。」
TU「見てみよう。」(長城の端に行って覗き込む)
TU「すげえ!」
HI「なになに」(続いて除く)
HI「うお!見なきゃよかった。」
TU「おい、HI後ろを見ろ。」(にやけながら)
HI「うお、なんでそういうこと言うんだよ。」(私もHIも手足が震えている。)
私「今思ったんだけど、多分これ帰りに降りるんだよな。」(上の城でバスが先回りして待っていることをこの時は知らない。)
TU「ハハハ、こえーな(笑)。」(こいつのメンタルは謎)
HI「どーすんだよ、降りたくねえよこれ。」(冷や汗かきながら半ギレ)
私「さっきから降りていく人を見かけない。帰るときは登る人の邪魔にならないように端を降りていくのだろうか?」
TU「奈落の底を絶えず見ながらか、楽しそうだな。」(こいつは何故楽しそうなのか?)
HI「・・・。」(顔色が土気色になる)
私「あと、おまえら危険の表示を見た覚えあるか?」
TU「あ、ここでは見てねえな。」
HI「どういうことだ?」
TU「少なくともここの人たちはこの状態を危険と思わず生活しているということだ。」
HI「じゃあ、危険と書いてあったら?」
私「ここ以上に命懸け、てことかな。」
HI「おれ中国に生まれなくてよかった。これが危険にはいらないとは中国の人すげえな。」
私「同感だ。」
その後も階段の終わりから坂道を上り、また階段を上るということを1時間以上続けバスの待つ城までいった。
階段を下ることをしなくてよかったのでほっとした。
万里の長城に行く場合はそれなりに怖い箇所があることを覚悟していきましょう。