
ブログネタ:新社会人・新入生の思い出
参加中
春ってなんだかなつかしい季節です。
いろいろお世話になった方を思い出します。
普通の家庭に生まれたはずなのに
どう間違ったのか、妙にねじくれた人生を
歩まなければならなくなって
ずいぶん遠回りをしてきました。
(自業自得ともいう)
その中のひとつを、ここで披露させていただきます。
たいした話でないので、少々お耳汚しならぬ
お目々よごし、お許しをっ。
10歳から大学卒業まで、ずっとお芝居をしておりました。
教育熱心過ぎて息がつまる家に育ちながら
勉強も運動もだめだめな私にとって演劇は
唯一、息抜きができる居場所のようなものでした。
大学2年で父が投資に失敗し、あわや中退→社会人デビュー・・・となるところ
兄の獅子奮迅の働きで免れましたが
そこから運命が変わったように思います。
自身で言えばまず、よい子の殻をやぶって
クラブ活動に専念した、とか(笑)
クラブはクラブでもお水の花道、の方。
精を出しすぎたせいで、卒業年次にかなりまずい状態にありました。
そんな中、まわりの就職活動の付き添いで行った企業セミナー。
ご縁が目の前に転がっておりました。
ひょいとのぞいた自動車ディーラー。
雑談しているうちに、採用担当者にすっかり気に入られてしまいました。
簡単な書類審査が通り、簡単に役員面接まで進みました。
大学卒業しても演劇を続けたいなぁとちょっぴり思っていたし
その前に卒業できるかわからないのと、
役員面接当日、ひどい風邪のため完全に声帯をつぶし
かすれた声すら出ないのとで
断りの電話を入れましたら、先の担当者様が
「頼むから這ってでも来て!」とよんでくれたので
しぶしぶ・・・。
役員さん、8人くらいずらっと並んでおいででした。
でも、ほら。
毎日話しているお客さんとそう変わりません。
声が出ないのも、印象を強める結果となりよい方向に作用。
高いものを売る会社ゆえ、物おじしないで
オトナと対等に話せる人材が欲しい。
すんなり内定が出ました。
自信家の私、ここまでは「当然。」と
天狗の鼻もかくやというほど有頂天になりました。
こうなると、がぜん社会人になりたい、
会社員をやってみたいといった欲が出ます。
人間、欲をかくと今までの業が吹き出し
本人を苦しめるものです。
せっかくの内定ですが、今までのサボりのしわよせで
いよいよ卒業があやしくなりました。
まずい、どころか完全に足りない単位。
ひとつは、1年生からかわいがってくださっていた教授・・・。
日本酒「七笑」の一升瓶をかかえ
教授の研究室を訪ね
「おねがいします!」で単位を拝受しました。
(竹田先生、ありがとうございましたっ!!)
次のも、なんとかなりました。
しかし、致命傷。
卒論を完全に落とすという大失態。
あたりまえです。
4年はほとんど大学行ってませんでしたからっ。
その時はじめて、ちゃんとしてこなかったことに
涙が出ましたー。
当たり前のことですが、こうしてチャンスをふいにしないと
人間、立ち直れないもの(苦笑)
就職氷河期の走り。
よしんば来年卒業できたとしても
これほどの好条件はあるまい。
嗚呼、ばかやったなぁ。。。
ちゃんと学生やってればよかったなー。
ごめんよ単位。ごめんよ、大学。
先生方、ごめんなさいっ。
後悔先に立たずとはよくいったものだ、ということを
痛感しました。
でも、捨てる神あれば拾う神がいるもの。
内定、取り消されずそのまま就職と
相成りました。
役員面接でつい一目ぼれしてしまった
ナイスミドルな社長が
入社させてくれたのです。
いわく
「自動車会社は土日休みじゃないから
平日うまく休んで大学行け。」
大変かたーい会社でしたのでとにかくびっくりしました。
まぁ、その前に、女の子がそんなことで
卒業できないなんてのも
先方にとり初めてのケースだったのでしょうけれど。
内定式では役員面接での態度を一変させ
ほうほうの体でお詫びを申しましたら社長、破顔一笑
「がんばれよ!」と、
背中をぽんとたたいてくれました。
感謝。
そんなわけで、一年は学生しながら会社に。
忙しかったけれどふりかえると楽しい一年でした。
春になると、恩師、恩人たちを思い出します。
そして、今度こそ
なんでも先延ばしにするのはやめよう、と
反省するのです。
・・・・ええ、毎年ね(苦笑)