最近、何かのテレビ番組の中で、台湾で日本統治時代が見直されていて、八田與一氏の功績が教科書に掲載されているといったことが紹介されていた。
地上波でもこういった番組が流されるようになり、メディアは国民の空気に敏感だなと思う。

台湾の総統選で民進党の蔡英文氏が圧勝した。蔡氏は「平和で安定した両岸関係の維持に努める」と抱負を述べたとか。この冷静なコメントの背景には、アメリカが「1つの中国」を支持しており、東シナ海の緊張を望んでいないということもあるのだろう。
ただ、やはりどうしても台湾国民との温度差を感じてしまう。
台湾の人々はベターな選択をしたと思うが、リーダーが変わっても劇的に何かが良くなることはないのではないか。

我が国の安倍首相でさえ、昨年末、韓国との間で慰安婦合意なるものを行った。

私たちは、いちいち絶望しながら、それでもよりマシな選択をし続けるしかない。