MODEROID バルディオス レビュー
みそです。
朽ちダグを一旦放置して組んでいたバルディオスがようやくチャージアップ。良い感じにグッスマのカモになってるなー。
ただ、股関節を可動重視のものに差し替えることで下半身の扱いやすさがかなり改善するのは良いですね。努力は称賛したいです。
んで、多くのファンにとっての関心事は、13年前に亡きシーエムズから出ていた完全合体BRAVE合金との違いでしょう。
この機会に久しぶりに引っ張り出してきました。※限定版カラーですが
かたや、モデロイド。やむをえない部分は一度パーツを外して位置を組み替えたり、割り切ってディスプレイ用のパーツに差し替える選択肢があるので、バルディオス形態でのポージングがしやすいのはデカい。また、プロポーションも前述の通り良好で、ガッシリかつメリハリがあって良いですね。いかにもオモチャ然としたシーエムズ版と並べるとそのカッコよさが際立ちます。
とはいえこちらは合体が最悪。バルディプライズの機首を押し込むことで収納された頭部が劇中のようにシャキーンと出てくるのがウリのギミックなのですが、俺の組み方が悪いせいなのか、胴体に収納されたスライド式のパーツがとにかくきつくて、どんなに押しても頭が出てきません。誤って強く押してしまい、バルディプライズの機種がひしゃげました。これから組む人は、内部パーツの滑りをよくしておくことを強くお勧めします。
比較中個人的に最も驚いたのは、パルサバーンのプロポーションです。比べるとこれが結構違う。
だだまあ、分離形態に関しちゃ結局のところどれも分厚いずんぐりむっくり謎メカというのが現実ですし、単体のマシンの造形を楽しむコアなファンは少数でしょう。
他にもいろいろ比較ポイントはあるでしょうが、ありがちな落とし所として、合体のプロセスを楽しむならBRAVE合金、造形を楽しむならMODEROIDということになると思います。
個人的にプロポーション面で今回のバルディオスは過去最高のものになっていると思うので、それだけでもファンにはオススメです。
ただ、プラモで変形合体に挑む商品の宿命ではあるものの、どうしても中途半端さは否めません。合体と可動両方欲張るせいで結局どっちにもストレスがたまる仕上がりになるのです。
せっかく造形が良いんだし、合体を諦めれば腰も回るし肩も動くバルディオスが実現できたと考えるとかなり残念な気持ち。合金トイで一通り遊んだ経験があるからかもしれませんが、個人的には合体ギミックを切って動かしやすさ全振りにしてほしかったなあ…真っ直ぐ腕を上げた後期の合体決めポーズか再現できたら評価はまったく違っていたはず。
結局、気軽にポージングができるバルディオスという観点で言うと、実は亡きやまとから出ていた「群雄」がベストかも(実家を出るどさくさでなくしてしまいましたが…)。
あれはあれで全身の箱感が強かったり、付属品がパルサーベル一振りだけというアクションフィギュアとしてはなんともやる気のない商品でしたが、弄りやすさは今でも一番かもしれません。
ともあれ、ファン諸兄も自分のベストバルディオスを探してみてください。まあ、今回のプラモより前に出た商品はメーカー倒産してるけどな。
血が さわぐ
また ひとつ
星が 散る…
…あ、でもガレキ方面は手を出してないので知らないです。