リリー・フランキー氏の名作のサブタイトルをパクらせてもらいました。こんなタイトルにしたのも、5月末~6月初めにかけて親が日本から、わざわざ地球の裏側まで来たからであります。昨年の同じ時期にも母親が来たのですが、今年は両親揃っての来ボ(ボリビア来訪)。

高山病が懸念された父親は、ラパスの空港到着後に嬉しくて、はしゃぎ過ぎて、ふらついてしまい、スグに酸素ボンベを吸わせる始末。高山病の影響が全くナシの母親は、そんな父親は見て、いつもの如く「アホやん」とぼやきながら、預け荷物を待っていました。
これが両親来ボの始まり(預け荷物の2個の内、1個は経由地マイアミで取り残されてしまい、後日に届けられた)。

こんな親二人を連れて行ったところを時系列に追っていくと、

ティワナク遺跡(遺跡の詳細な説明はこちらを)
案の定、「こんなんが世界遺産か?」と親は疑問を持った。

アリカ(チリ国境越え)
ラパス(海抜3,600m)→5,000m近く→0mの道中、スケールの大きい砂漠に親は感動。
アリカに着いたら、海に僕が感動。ウニを貪りながら食べる僕に親が呆れる。

親の初顔出し2 チリ国境にて

・ティティカカ湖&チャカルタヤ・スキー場
ティティカカ湖畔のレストランで昼食後にスキー場へ。
今回で何度目の訪問になっただろうか?途中のオフロードと崖道に親はビビる。
5,300mのロッジで父親が高山病で持参した酸素ボンベを吸わせておいて、
母親と僕は5,580mまで歩いて登り、頂上でビールで乾杯。

・ウユニ塩湖
②回目同様、同僚の4WDを借りての超ロングドライブ。
塩湖は日帰りツアーに参加して、運転手含め全員で塩の結晶採掘に夢中になる
(採掘の為にスコップを予め同僚から借りた)。→後日UPします。

親の初顔出し

というのが、主な内容。
途中、
日本の知人へのお土産を何にするかで夫婦喧嘩を繰り広げたり、
父親の歳から来る天然ボケ振りの多さに僕が説教したり、
僕の今の仕事がホントまるでサービス業だと実感してもらいながらも、
予定通りに両親は、ありったけのお土産(塩の結晶はタダ)をスーツケースに詰めて、祖国へと戻って行きました。

帰国したら失業生活が待っている三十路前の息子が、今の内にと思って、地球の裏側でやった親孝行らしからぬ親孝行でした。


東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~/リリー・フランキー

映画にもなったらしいですね。
親離れとか自立って経済的な意味だけでは決してないとは思うけど、 じゃあ、「何をもって親離れや自立と言うのか? 」 作者と同じマザコンとして考えさせられてしまいました。