フジテレビTWOでの放送を完走したのですが、何と来月だっけ?
ホームドラマチャンネルでやるそうです!
まあもう観ちゃった(笑)
内容はホームドラマチャンネルですぐに放送されるしと、書くの躊躇しましたが、考えたら私のBlog人気無いし、大丈夫、ネタバレも読んでる人少ないんだから。
先ずは猟奇殺人事件なんですが、その事件そのものにはスポット当たって無いような気がします。
どちらかと言うと被害者側の苦悩やら焦燥やらがメイン、そして次に捜査する側の苦悩。
何しろ田舎の住人が少ない町での事件、捜査する側もされる側も、関係者が田舎特有の身内意識の中にあります。
ど田舎出身のお婆ちゃんにはよぉ~く解ります。
そして妹が指を切られて生死不明、犯人と目された兄、警察官になって独身のまま、ただひたすらに妹を探すシン・ハギュンさんの凄い執着。
そこに功名心からなのか絡んでくる思い込みの激しいヨ・ジングさんが演じる都会から来た警部補。
そしてその田舎町には行方不明の母に探している食堂店主の女性。
再開発という地上げに必死な議員に不動産ブローカー。
暴こうとすればする程に犠牲者が増えていきます。
そして韓国お約束の汚れた警官が捜査を邪魔します。
「怪物を捕まえるには自ら怪物にならないと」
一番の怪物らしき猟奇殺人事件の犯人は早々に捕まり、謎を残したまま死にます。
そこからがもっとエグい(笑)
誰も彼も自ら守りたいモノに貪欲に喰らい着いて行きます。
ラストは、犯人も分かり遺体も見付かり、遺族や残された人々の中で決着が着くのでイライラはしません。
行方不明というハッキリしないし諦め切れない、希望も捨てれない、そこからは脱出して静かに自分の人生を歩き出す残された人々が最後に出てきます。
シン・ハギュンさんの何とも言えない裏を感じさせる笑顔が、最後に心からのスッキリした笑顔に変わってラストです。
あれだけ功名心に溢れたヨ・ジングさんも違う方向へと歩んでいます。
残された人々が再生するにはやっぱり区切りのつくモノが必要なのかも。
出てくる役者が皆様お上手、そして皆様怪しい、疑ってたら殺されちゃうし(笑)
猟奇殺人事件ではありますが、人間ドラマだと思いますし、エグいシーンは私には無いような。
ただ人間は皆様エグい!です。
事件の発端の妹を殺した犯人は早々に「コヤツ」と思えるんですが、『必殺シリーズ』じゃないんだからこっそり始末出来ないので証拠がぁ〜!!!
そこのイライラする攻防戦を私は楽しみました。
『CSiシリーズ』みたいな死体は出て来なかったような、、、私がニブイだけかなぁ。