日本人にとっては聞きなれない病気かもしれないが、東南アジア、中米、アフリカなどでデング熱といえば国家を悩ます病気の一つである。



 蚊を媒体として発生する病気で、悪寒を伴う発熱と口、鼻、目からの出血も伴う恐ろしい病気であり、多くの人々、特に子供が毎年命を落としている。



 インドでも毎年雨季が始まると共に多くの人間の命を奪う病気とし脅威を振るっている。


 この病気にはワクチンが無いため、各自治体が感染を防ぐために様々な対策を呼びかけている。



 しかし、ついにこのデング熱のワクチンなるものが世界で完成を間近に控えているとのニュースがTOIの記事により報道された。



 フランスの専門機関が開発した現在世界で最先端のワクチンであり、世界中で30,000人の人間に対して現在テストが行なわれている。


 インドでも専門機関により現在1,000人の人間を対象にした調査が行なわれている。



 インドでの第2段階までの調査結果では90%以上の確率で安全性と有効性が確認されており、現在最終段階となる第3段階の調査が行なわれているとのことである。


 順調にすべてのことが運ばれれば2015年までにワクチンが出回ることになる。


 

 実際インドで駐在している外国人が感染することも少なくない。



 私自身非常にこのワクチンの完成が待ちどうしい。



 実は昨年このデング熱を媒体するヒトスジシマカによく似た蚊に刺された経験がある。



 その直後急いで近所の病院に行き、その病院の受付の綺麗なインド人の女性に事情を話すと次の言葉が返ってきた。



 「発熱してからまたお越しくださいませ。」


 




 インドを旅する外国人旅行者はしばしばその無秩序さに煩わしさを覚えることが多い。

 しかし、その無秩序さが旅をより味わい深いものにしているのも確かである。



 今回のTOI(Times of India)の記事は、そんな旅の醍醐味となる要素のひとつが無くなってしまうような少し悲しいニュースととる人もいるかもしれない。


  

 インドの鉄道の座席は等級別に分かれている。一等席、二等席、三等席といったような感じに分かれているのだが、実はもう1ついずれにも属さない座席がある。



 それは車両の上の屋外席である。




 インドの鉄道はまだまだディーゼルで走ってる鉄道が多く、車両の上には電線などが無いため多くのインド人がこの屋外席で旅をしている。

 もちろん、電車だけでなくバスでもルーフトップに座って旅をしている人々をしばしば見かける。

 


 私も一度挑戦したことがあるのだが、これがまた非常に爽快なのである。景観もさることながら吹き付ける風の心地よさが旅をより感慨深いものにしてくれる。



 日本ではまず味わうことの出来ない体験であるがゆえに、インド旅行の醍醐味の1つであることは間違いない。



 しかし、今回デリーの鉄道会社はこのルーフトップトラベラーを徹底的に取り締まることを公言した。

 


 もちろん理由は危ないからである。



 インド人はしばしば道路を逆走したり、高速道路でバックしたりと様々な無秩序を「This is India」の一言で笑って片付けるが、世界一の交通死亡事故件数を記録し続けるこのインドの実態を知るとやはりこの無秩序状態を笑い話にすることは許されない。



 電車の車両の上のトラベラーの死亡事故の報道も決して少なくは無い。


 


 統計結果によると一時間に10人以上の人が交通事故で命を落としている計算になると言われている。


 


 やはり無秩序さに感慨を得るような旅はよろしくはない。

 

 

  


 ニューデリーの隣に位置するミレニアムシティ「グルガオン」では騒音公害が深刻な問題として人々を悩ませている。



 この騒音の70%はオートリキシャー、二輪、四輪自動車による不必要なクラクションによるものと言われている。


 

 この不必要なクラクションによりグルガオンの人々はストレスフルな生活を送っており、偏頭痛、高血圧、また難聴といった問題に悩まされている人々が存在するのも事実である。



 先日NGOのEarth Saviour Foundation(地球救済者財団)により、この問題の抑制のためグルガオンの特にこの有害なクラクションが問題視されている大通りを中心に、地元警察と大手クラクション製造メーカーの協力と共にキャンペーンが行なわれた。



 基本的には道路を利用する自動車の運転手に不必要なクラクションの抑制を呼びかけるビラを配ると言うものである。



 今回このキャンペーンでユニークだったのは、ビラの配布を行なったポイントに犬が配置させられ、こんな文句の書かれた看板にくくりつけられていた。




 「犬でさえ不必要には吠えません」