故障と目標 | BOLAO NANA`s Style

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茨城県常総市を拠点に活動しているEVENTCIRCLE『BOLAO』のNUMBER7(NANA)のフットサル・サークル・ライフ・ワークスタイル等の思った事を綴ったblogだよ

 プレーヤーなら誰しも,目標設定の大事さを認識していることだろうと思います.人は高い目標(理想)を持つからこそその理想に向かって努力できるし,その目標にたどり着くことができるのです.しかしながら,時に高い目標・高い理想は,自己否定・現実否定に伴う無気力につながってしまう可能性があります.

 やる気は十分あるのだけれど,けがをしてしまっていて,治りかけては再発を繰り返しており,先のことが考えられなく,やる気を失いがちと言うことは実際よくあることです.けがをしているにもかかわらず,高い目標を目指すがために無理をしてけがを再発させ,次第に「学習性無力感」になってやる気を失ってしまう,ときには競技からドロップアウトしてしまう例が後を絶ちません.

 自尊心の研究が明らかにするところによると,自尊心の低い人は,目標の低い人ではなく,むしろ分不相応の,現実の自分を無視した高い理想を持つ特徴があるということです.「目標設定のメリット・デメリット
」でも書きましたが,目標や理想があまりにかけ離れたところにあると,その目標は私たちに力を与えてはくれず,むしろ現実の自分を否定するように働いてしまうのです.

 
けがにおける問題は,理想は変わっていなくても,自分の現状が変わると,目標が不当に高いものになってしまうことです.身体が元気な時は十分にたどり着ける,そしてエネルギーを与えてくれる目標も,けがをしている時には,目標は強いプレッシャーになってやる気を蝕むのです.

 現在、けがを負っている私においてもそうですが、


『今、できることを一生懸命やる』


って事ですよね!