「僕たちがやりました」は、19日の放送で最終回を迎えました。いかがでしたでしょうか?
ほんの軽いイタズラ心でやった事が、とんでもない事件を招き、罪を背負うことになってしまう。
事の大小は違えど、誰の身にも起こり得ることを、高校生を被写体にすることで生々しく描き出す。
そして、過ちを犯した後に人間がどう生きていくべきなのかを問う、そんなドラマを作りたいと思い、キャスト・スタッフ一同突き進んできました。
最後のトビオに込めた言葉。
「生きる。生き続けなきゃ」
これが、ドラマが伝えたい最後のメッセージでした。
でも、それだけではないんです。
10話かけて描いた過程にあった、彼らの若さゆえの浅はかさや現実逃避する姿、欲に負ける弱さ、極限状態で異性を求める人間らしさ、彼らを恨み、追い、案じてきた周りの人物たち。そして最後に、逃亡生活の果てに、それぞれが手にした強さ。
そんな“人間臭さ”の全てを、素晴らしい役者の皆さんが、見事に演じきってくれたことが、最終回に私たちが込めたメッセージを、より鮮明に際立たせてくれたと思います。
誰もが、常に正解を出して生きていけるわけじゃない。間違いながら、それでも生きていくというのが人間の面白さ、尊いところなんじゃないかなと思います。
そんなことを感じながら作ってきたので、「僕やり」を見て下さった皆さんが、
同じような気持ちになってくれていたとしたら、一緒にドラマを作ってきたような感覚になれて、とても嬉しいです。
そして、このブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。頂いたコメントも隅々まで読ませていただいています。
「僕やり」を応援して下さった全ての皆さんに心から感謝します。
本当にありがとうございました!!
「僕たちがやりました」プロデューサー 米田孝