5/12


絵本から…キュンです💗

連載コクリコ のお題は「恋」!


〜こちらをご紹介〜

◇『ぼくのキュートナ』(荒井良二作 講談社)


◇『しげちゃんのはつこい』(室井滋作/長谷川義史絵 金の星社)


◇『としおくんむし』(ねじめ正一文/高畠那生絵 光村教育図書)



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5/15


(しかけ絵本)

🌹『花の神殿』(キース・モーズリー作/パトリシア・ウィッティカー絵/三村寛子訳 大日本絵画)


〈愛しきバラよ、伝えて欲しい 彼女と過ごした素晴らしい日々 ぼくが彼女を薔薇にたとえたころ〉……


ブレイク、ワーズワース、ディキンソンらの詩とともに。


美しい水彩画の絵本です。



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5/16


〈子育て中の母親たちのところにも 

戦争は 

やってくるの

戦争は何も見ようとしない

ミルクの大切さを

なにより 人間の大切さを

見つめることができないのよ

戦争は〉



◇『なぜ戦争はよくないか』(アリス・ウォーカー 文/ステファーノ・ヴィタール 絵/長田弘 訳 偕成社) 


パレスチナで大きな犠牲……。

 


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5/17


雨の月曜日。

蒸し蒸しする電車の中、遥かむこうの山を思う。


〈運命

みたいに たたきつけ

葉のいろが ながれていって

風のいろが うずまいて〉

……



冒頭から13ページに渡って降り続ける雨は、山と空の色を、輪郭を、刻々と変えていく。


◇『空の絵本』(長田弘作/荒井良二絵 講談社)



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5/18


NHK朝ドラ「おかえりモネ」の舞台は今、森だ。

森が好きなわたしは毎朝嬉しい。


 『森のいのち』(小寺卓矢 文・写真/アリス館)には、北海道の奥地にある森が映し出される。





一本の大木。


〈まるで たくさんの かおが もりで おこる できごとを じっと みはっているようだ。〉



命の再生が繰り返される森。 

大いなる 

森。



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5/20


絵本作家エリサ・クレヴェン。

コラージュの手法が有名…なだけじゃなくて、ビッシリと描きこまれた絵は圧倒的に自由。

心が踊ります。


いつも夢みたいな世界をドーンと見せてくれるのです。



今すぐ開いてお見せしたいくらい!


☆『おたんじょうびのエルンスト』(エリサ・クレヴェン作/香山美子訳 学研) 



物語ももちろん素敵です。


"もしも"が大好きなエルンストは、小さなわにの男の子。


もしも…おばあちゃんがうんと若かったら?

もしも…バスが歌を歌ったら?

もしも…僕のお誕生日が毎日続いたら?


不思議で素敵な世界をたっぷり味わって♪


(裏表紙)


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昔暮らしたバラの町を、ベストなタイミングで訪ねることができました。
咲き誇り、かぐわしく、魅了する……
薔薇よ!



絵本コーディネーター東條知美