「2019 図書館総合展」へ。

朝いちでフォーラム「ICT教育時代の学校図書館」(聖心女子大学 榎本竜二先生)に参加。
会場には学校司書が多?見渡せばみな黒髪or白髪の女性。余談ですが、この業界に茶髪は少ない。

 

「これからの司書は〈書物を司る〉だけの存在じゃなくて、あらゆる情報の専門家に」というお話を未来的希望と共に聴く。
新しい学習指導要領、学校図書館の情報化の推進を示した法律…
がしかし、
司書の雇用、そして学校のデザインが本気で見直されないうちは、まだまだ限定的な変化だろうな。
でも、今から理想を念頭に業務にあたるのと、はなっから諦めるのとでは、(読書/学習/情報)支援の質に明らかな違いが出るよね。
というわけで、聴いた話はこれからしっかり広めますよ。

 

学童期にいっとき通った糸魚川小学校(新潟県)の図書館が、メディアセンター化された図書館の例にあげられていた。おお。
諸々アクティブにラーニング。

大会場へ移動。

(フレーベル館『ねこざかな』の中身は若き営業マンだそうです。がんばれ!)

 

・・・・・

 

大会場には図書館用品の専門商社、業務関係各社、出版社や大学等のブースが並んでいます。
1時間で9000冊を読み取るという「蔵書点検ロボット」(でかい)など横目で見やりつつ…

 

"若い世代が図書館をどう捉えどう活用しているのか?"
"図書館利用推進を目的とした活動にはどんな事例があるのか"
を知りたい私が、今回長居した1か所目のブースは…

 

《図書館でゲーム》


「図書館とゲームって、意外と相性がいいんですよ」と話しかけてこられたのは佐藤友則(司書)さん。

 


ゲーム好きの司書が集まってできたというゲーム部主催の図書館イベントでは、ボードゲーム、TRPG、デジタルゲームを地域の図書館で行われています。

以下のことが期待できるといいます。

 

☆ゲーム原作のより深い理解→読書推進
☆ティーンズ層へのアプローチ→利用者増
☆コミュニティ形成の場としての機能
☆VRなどの最新技術の体験

 

図書館や本に背中を向けてる若者が、じゃあどっち向いてるの?と聞かれたら、ゲームだよ〜って声がけっこうなボリュームで聞こえてきそうです。

図書館が地域の大切な拠点と考えた時、彼らに気楽に入ってきてもらうために、ゲーム☆

よいではありませんか。

 

現在月1くらいのペースで実験的に開催されているとのことですが、
「スペースや時間を確保できるなら、もっとじゃんじゃん様々なパターンでやってみてほしい」とお話しさせていただきました。


これからの広がり、展開に期待。

 

(②へつづく)