【 落穂ひろい】
本日、日テレ「ズームイン!!サタデー」<特集>「え!?ほんと!?ココまできてる絵本の世界」をご覧くださいました皆さま、ありがとうございます。
絵本に興味を持ってくださる方が増え、絵本のいろいろな魅力を知っていただけることを願っております。
撮影は東京・神保町にある「ブックハウスカフェ」さんで行われました。
こちらのお店であったからこそ、どんな話題になったときも、さっと棚から抜き出しお話しさせていただくことができました。
さて今放送のテーマは最近の絵本の傾向とのことでしたので、
近年特に大人向けの絵本が増えている状況をあげ、
●共感系 絵本
●脱ほんわか系 絵本
このふたつのキーワードでお話させていただきました。
さて、
放送された作品に加えまして、
残念ながら放送はされませんでしたが収録時にお話した作品について、せっかくですからこちらでご紹介させてください。
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放送された作品
☆鏡に映せば3次元!お料理してる気分になれる
(しかけ絵本)『きょうのおやつは』
作:わたなべちなつ (福音館書店)
☆親子であそぼう!「あるある~(>_<)」ママが共感する絵本
『なつみはなんにでもなれる』
作/絵:ヨシタケシンスケ (PHP研究所)
☆絶版から奇跡の復刻!哀愁漂う後ろ姿をみてほしい...
『ケチャップマン』
作:鈴木のりたけ (ブロンズ新社)
☆落語家が描く!七福神とのすったもんだ
『しちふくじん』
作:立川志の輔 絵:中川学 編:倉本三津留 (岩崎書店)
☆芸人コンビ・笑い飯がネタを絵本に!?
『ガムのようせい』
作:笑い飯 絵:川崎タカオ 編:倉本三津留 (岩崎書店)
収録時にお話させていただいた作品
☆絵本をひらけば‟水の世界”!いのちの源、そのうねりに圧倒される
『みずのこどもたち』
作:阿部海太 (佼成出版社)
☆数十年間 ‟大人向けの絵本”/“子どもに寄りそう絵本” 両方描き続ける作家
『扉の国のチコ』
文:巖谷國士 絵:上野紀子 構成:中江嘉男 (ポプラ社)
☆怖いにもほどがある...!あなたは子どもに読ませますか?
『おともだちできた?』
作:恩田陸 絵:石井聖岳 (講談社)
☆小さな幸せ、優しいきもち、弾む思い...一日の終わりにたしかめたい
モッチーさんにおすすめ!①
『そりゃあもういいひだったよ』
作:荒井良二 (小学館)
☆おれは、おれのままでいいんだ。
モッチーさんにおすすめ!②
『やっぱりおおかみ』
作:佐々木マキ (福音館書店)
☆モッチーさんにおすすめ!③~1972年生れの名作~
『しろくまちゃんのほっとけーき』
作:わかやまけん (こぐま社)
☆モッチーさんにおすすめ!④~1972年生れの名作~
『おおきなおおきなおいも』
作:赤羽末吉 (福音館書店)
☆モッチーさんにおすすめ!⑤~1972年生れの名作~
『あーんあん』
作:せなけいこ (福音館書店)
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300年前から現在にいたるまで、
絵本はその内容や形態、読者像を、少しずつ変化させてきました。(今は「電子化」「大人向け」がキーワードですね)
しかし絵本の底流には、いつの時代も変わらぬ「人々の普遍的な思い」や「大切にしたいこと」があり、脈々と受け継がれています。
「ズームイン!!サタデー」<特集>「え!?ほんと!?ココまできてる絵本の世界」
・・・‟絵本の今”を取り上げていただき、とてもうれしかったです。
日テレさん、番組スタッフの皆さん、ありがとうございました!
これを機に「絵本でも買ってみようかしら」と思ってくださった皆さま、
素敵なお気に入りに出会っていただけますよう、お店(図書館)ではぜひ、いろいろな作品を手にとってみてくださいね。
<大人が喜ぶ絵本>と<子どもに手渡したい絵本>という視点で、絵本を見比べていただくのもおすすめです。
子どもは絵本を経験します。
大人は経験で絵本を読みます。
どうか、すてきな出会いを。
絵本コーディネーター東條知美