営業語をより効果的なサウンドにする「お前」の逆効果　僕俺のすべらないすべらん話

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口癖はなかなか治らんもんで、自分でも気にしてないところでかなり指摘されたり、相手に嫌悪感を抱かせてまう厄介な病気や。

最近の若いやつらは、｢なんか、○○｣とか「○○的な、みたいな」とかをよく口癖にしとるが、一昔前の大阪人のおっさんらは、よく「○○やんけ、お前」とか、「お前、ほなら○○ちゃうんけ」とか、行儀の悪さが世間一般的や。

先日、大阪の年配のガラの悪いお客さん、いわゆる大阪のおっちゃんと話してて、わしの場合、営業語を話すときは一切関西弁を話さず、敬語の標準語で話すため、相手もまた調子に乗ってくるもんで、「お前ほなら、これなんぼに負けてくれんねん」「お前んとこの会社の、お前、社長さんは、お前」どうのこうのと、本題より「お前」がどうしても気になってしまうため、ここに溶け込もうとした。

このおっさんの話し方云々以前におっさんの存在を通り越して、お前とゆう大きなものに立ち向かうとき、お前の数を増やすことだけでなく、タイミングを見計らって「お前」を挟むことによってより効果的な営業効果が見込めると思い、相槌半分提案半分のいきおい営業に身を任せ、「このシステムはですね、価格的に他社より高額な分、内容としてはお前、必要不可欠なものを最新状態にしてですね、お前、より費用対効果へお前」とちょこちょこ挟んでたら、おっさんキレた。

自分は「お前」ゆうといて、人に言われるのは気にさわんのか。

ま、どっちもどっちやで。

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