このブログをルカさんは読んでくれている。

いつもスマホで読んでいるそうだが、先日初めてパソコンからアクセスしたそうで。

こんなことを聞かれた。

「ブログデザインがトトリっぽくないね。どうしてあのデザインを選んだの？」

（スマホからは見れないが、パソコンから見るとブログの背景が黒白の縦ストライプになっている）

このデザインは、確かにわたしの好みとは違う。

もしわたしが日記的なブログを書くのなら、このデザインは選ばなかっただろう。

でも。

「トコジラミブログなので、しま模様がいいかと思ったんですよ」

「どうしてトコジラミだとしま模様がいいの？」

「トコジラミの背中がね、しましま模様だからですよ……」

「は！？　そんなキモイ理由で選んだデザインなの！？」

ええ。

あ、そういえば、さっき夫が横じま模様のTシャツ着てたっけ。

トコジラミ模様だな……

〈トコジラミへの提言〉

トコジラミはすごい。

すごい点は様々あるが、中でもその進化力がとりわけすごい。

ピレスロイド系の殺虫剤でどんどん駆除されれば、ピレスロイドを無効化する能力を身に着けて。

現在有効といわれる有機リン系の殺虫剤にも抵抗性を身に着けつつあり、以前より効きが悪くなっているという。

トコジラミがそうして殺虫剤にどんどん抵抗性を身に着けるものだから、数年前、アメリカである駆除法が試された。

珪藻土を撒き、その上をトコジラミに這いずらせることで、外骨格を損傷させ駆除する方法だ。

物理的にやっつける。

これなら抵抗性を持つことはないだろう。

そう考えられていたのに！

恐るべし、トコジラミ。

「珪藻土で外骨格を損傷させられるなら、外骨格を硬くしておけばいいもんね～」とでも言うかのように……

なんと、外骨格を硬貨させたニュータイプを誕生させたのだ！

すごい！

物理攻撃にさえ抵抗性を身に着けるとは！

で。

トコジラミはそんなに簡単に進化できるのなら、次のように進化することを強くおすすめしたい。

１．吸血しても、吸血対象が痒くならないようにすべし

吸血昆虫が嫌われるのは「痒み」が大きな理由のひとつだ。

吸血の際に注入する「血が固まらないようにする成分」が痒みの原因。

ならば、その成分を痒くないように進化させれば、ここまで嫌われないのではないか。

せめて、「激しい痒み」をもたらすのはやめ、蚊と同程度以下の痒さに変更すべし。

（まあ、わたしはトコジラミに刺されても痒くない体質で、蚊の方が痒いけどね。でも、多くの人は激しい痒みのようなので）

２．何度も刺すのをやめるべし

トコジラミは一匹が何ヵ所にも分けて刺すから、刺し跡が沢山になって、より目立ってしまうのだ。

一匹につき、刺すのは一晩一ヶ所限定にすべし！

これはもしかしたら進化しなくても、トコジラミの心がけ次第ですぐにできるかも。

ガンバレ。

３．子孫を増やしすぎず、吸血対象の数に応じて常に適正数を維持すべし

トコジラミは爆発的に増えるから、より一層嫌われるのだ。

金魚が水槽の大きさに応じて成長を止めるように、トコジラミも吸血対象の数や部屋の広さに応じて、生息数を適正数内にとどめれば良い。

たとえば、もしトコジラミが部屋に５匹くらいいても、それ以上絶対に増えないのであればわたしはその５匹が寿命を迎えるまで共存することを検討しても良いと思っている。（もちろん嫌ではあるけど）

上記3点。

わたしの提案どおりに進化すれば、嫌われ指数はぐっと下がるはずだ。　

嫌われ指数が下がれば、駆除され度合いも間違いなく下がる。

お互いWin-Winではないか！

トコジラミに告ぐ。

進化の方向性を今すぐ変えるべし。

そして、人類との平和的共存を目指すのだ！

トコジラミとの戦いの模様を最初から読むなら↓

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トコジラミに提案したい進化の方向性