今日は母の手術の日。
腹式単純子宮全摘+両側付属器切除 リンパの一部郭清(検体のため?)
2時間かからない程度のものと聞いていた。
前日から母は入院。それでもいつもと変わらず、自分のことそっちのけで、立会いに来る叔母夫婦や、父や我らが兄弟の食事の心配ばかり。
見舞いの方々とも和やかに会話してた。
手術は今日(明けて昨日)の12:15からの予定。
それでも朝から母はいつもと変わらず、用意したものを食べたのか?やら、今日の夜ごはんはどうするの?などなど、人のことばかり。
母らしいと言えば、母らしく、だからこそいつもと同じように見えた。
「虫垂炎の手術してるだけあって、肝がすわってるのかな?こっちの気も知らないで」
なんて思ってた。
手術のお迎えがあるまで、叔母夫婦と伯母夫婦と話してた。さながら井戸端会議のように。
手術室前。
名前を聞かれる母。
血液型を教えてください。
今日はなんの手術をしますか?
決して矢継ぎ早に質問されているわけではないけど、母はどもっていた。名前以外は答えを誘導されるような状態だった。
「緊張しています」
初めて耳にするようなトーンで口にする母。
やはり、カラ元気だったのだ。
その言葉を聞いて、肩に手をおいてなだめてあげたかったのに、動けない自分。
手術室に入る直前で、いってきます、いってらっしゃい!をさせようと思っていたのに、何も口に出来ない自分。歩いて手術室に入って行く母。
母自身も、父も、俺も、真っ白だった。