「〇〇主義」って言葉ってよく聞きますよね。

 

民主主義、資本主義、社会主義・・・とかとか。

どれも一度は聞いたことがある言葉ですが、「それぞれの言葉の意味」って何なんでしょう?

 

ニュースで聞いているだけではなかなか難しいと思うので、

今回はそれぞれの違いをざっくりと説明していきます。

 

政治体制と経済体制

実は上に書いた「資本主義」と「民主主義」は
言葉尻は同じでも全く別の意味を持っています。
 
民主主義は政治体制(形態)
資本主義は経済体制
です。
 
〇〇体制ってちょっと難しい言葉のようですが、
要するに「その国のありかた・方針」と置き換えて問題ないでしょう。
 
政治体制(形態)とはその国の政治のありかた。
経済体制とはその国の経済のありかた。
ということになりますね。
 
言葉の通り、「政治体制」と「経済体制」は別ですので、(相互に関連しあうものではありますが)
最初は同列と扱わない方が混乱せずに覚えられると思います(*^^*)

 

じゃあ、日本ってどうなの?

日本は「民主主義」国家であり、「資本主義」国家です。
ここについてはなんとな~く知っている人が多いかもしれません。
 
それぞれの違いについて解説していきます!
 
 

政治体制(形態)

民主主義・・・国民が権力を持ち、行使すること。国の「ありかた」を決めるのは国民であるという国としての思想・考え方。
 
要するに、エライ人が権力を行使するのではなく、国民(人民)が国の将来を選ぼう!という考え方なんですね。
実はとっても簡単な話です。
 
ちなみに民主主義と反対の思想を示すのは「独裁制」です。
言葉通り、想像通りの意味ですね・・・
エライ人が絶対権力者という世界です。ちょっとこわいですね。
 
先ほども言った通り「資本主義」などは経済体制のことですので同列に扱わないように(^^)/
 
 

経済体制

続いて経済体制の解説です。
3つ出てきますが、それぞれとても簡単なのでご安心ください。
 
資本主義・・・自由競争による利益・利潤の追求が社会全体の利益も増大させていくだろうという考え方のこと。
 
日本をはじめ、世界の多くの国がここにあたります。
「お金持ちになるために、好きな事業で起業して、生産手段(土地/機械など)を自分で持って(私有財産制)いいよ~」という考え方です。
文章にすると長いけど、資本主義で育った僕らにはとっても当たり前のことでした(^^♪
 
そして国家が介入しないことで、需要と供給が上手くかみ合い市場が機能していくという考え方。
これを「市場経済」といいます。
資本主義は奥が深いのでまた詳しくは別途説明します。
 
 
社会主義・・・平等な社会実現のために、個人の利益追求をやめ、国や地方公共団体、組合に生産手段を所有させること。
 
1922年にソ連(今のロシアですね)で実現されました。
資本主義だと「お金持ち」と「貧乏人」が生まれてしまい格差が生じてしまうので、
国の計画のもとに財産をみんなで分配しよう!という考え方ですね。これを「計画経済」といいます。
 
 
共産主義・・・社会主義をより発展させた考え方。自分の財産は全て放棄しみんなで分配して、完全なる平等な社会を目指すという思想。
 
漢字のごとく、共同に財産を分け合うという考え方ですね。
ざっくりと理解するなら、「社会主義の強化バージョン」と思っておいて大丈夫です。
 
 
世界の多くの国では「資本主義」のルールで動いています。
個人的な見解としてはITがここまで発達して、超グローバル化した社会において、
もう資本主義以外の選択肢はないだろうと思っています。(一部の国を除きますが、、、)
 
 

まとめます

政治体制(形態)と経済体制は別物です。
つまり「日本って民主主義なの?資本主義なの?」という質問そのものが的外れです。
 
日本は民主主義であり、資本主義。
国民が国のありかたを決め、個人が好きなように利益を追求できる社会です。
多くの国が資本主義国家であり、時代背景を見ても今後も変わることはないルールだと思います。
 

最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^^*)