最後のデートから数日後


やっぱりまだまだ大好きな気持ちで
諦めきれませんでした

私が諦められなくてももう何も変わらない
頭では分かっていても
全く気持ちがついていかず
会いたいの気持ちばかり

話したいことがあるから近々電話できる?
私の中ではGWに会いに行くと
心の中で気持ちが動いていました
そんな風に思いながらしたLINE
数十分後に彼から電話がきました


たわいもない話をしながら
もうすでに彼が地元へと帰ったことをしり
あまりにも早かった展開に
少し動揺してしまいました

あの、話したいことなんだけど
やっぱり話したいし会いたい
私会いに行くから会えないかな
重くなった口を開いてみたものの

会いやすい距離なら会いたい
けどやっぱりりんちゃんには
幸せになってもらいたい
もっと期間が空いて落ち着いて
それでもその時会いたかったら会おう

ここではまとまりきれなくて
書ききれないような事もたくさん話して
最終的に彼を少し怒らせてしまいました

好きと言う言葉を聞いて
舞い上がってしまった自分の甘さに
恥ずかしさと行き場のない怒りがこみ上げました


いつでも連絡してきて
またね
いつまでもどこにいても彼は
出会った時のまま
凄く優しくて変わらない彼でした


そんな彼は私に自分を背負わせたくなかった
これから長い人生の中
結婚適齢期の年上の私に
前にお酒の席で話した昔のような
惨めな思いをさせたくなかった


私は私の気持ちしか考えられず
お互い好きならこうだろう
そんな浅い考えで動いていました


もう随分この話も時間が経って
気持ちが前を向き
彼にも吹っ切れたよありがとう
と伝えることができました


凄く凄く好きだけど
このままだとお互いを不幸にするだけ

苦しくて寂しくて辛くて
きっとそんな中結ばれるカップルは
沢山いるけど
私たちは
苦しくて寂しくて辛い中
お互いの幸せを願ってさようならをしました


いい恋だったから
次も大丈夫だよ
全然心配してない
友だちに会うたびに
口々に言われる励ましが
ただの同情だとしても
彼の人柄と幸せだった時間を
思い出させてくれました


もう昔みたいに
振り向いてくれない人の背中を
ずっと追うには年を取りすぎて
目を背けたくても
結婚という道を照らしたいなら
意地でも前を向かなければならない
そんな年齢になりました


彼は私の運命じゃなかったのかもしれない
けれど幸せな恋を教えてくれた
大切で大好きな人でした


もうあなたを想って涙を流すことはないです

ありがとう
心からあなたの幸せな毎日を願っています


Aくんとの恋愛日記 完