茨城県太子町の袋田の滝は1500万年前は海底で噴火する火山でした。埼玉秩父の武甲山も太平洋上の火山島でした。そこにミヤマスカシユリが自生しています。
岩山の岸壁にミヤマスカシユリは自生し花を咲かせます
スカシユリは古くから栽培されており 江戸時代には多くの園芸品種が作出され 江戸城内の御花畠でも栽培されていました。
今 ユリ園や公園などで見られるユリの多くはお手入れいらずの丈夫なスカシユリ系園芸品種です。
わが家でもスカシユリ系園芸品種がたくさん花を咲かせ まだ少し花が残っています。
わが家にやって来て十数年お手入れなしで生き続けています。
この丈夫さは自生地を見ることで納得できます。
華やかで艶やかで芳しいヤマユリ系園芸品種に比べ劣るように感じるスカシユリ系園芸品種ですが
こうして原種の自生地を訪ねその過酷な環境で育成する姿を見ることで見る目も変わって来ます。