奥秩父山塊には
甲信国境に金峰山があり
古来より山岳信仰が広まり
甲府方面から昇仙峡を通過し
金峰山頂に至る修験道の道として
御嶽道がありました

金峰山信仰は近世にも展開され
御嶽道は多くの登拝口が整備され
江戸、東京から多くの文人が往来し
御嶽昇仙峡は山岳信仰のみならず
甲斐の名所として広まりました

私達が昇仙峡を訪れたのは
結婚前
30年以上前の
学生時代

庭園や公園などではない
天然の
山と渓谷美が味わえる
古くからの
ひなびた観光地での紅葉狩り
を求め
たどり着きました

紅葉は真っ盛りで
もとの御嶽道は渋滞
もとの参道は高老年ばかりという

静かで
寂れながらも
賑わい

若者は自分たちだけという

ある意味
二人っきり
貸し切り観光名所

若者にとって
高老年は眼中にありませんから
二人っきり

(笑)

あれから30年!

自分たちが中年へと成長

様々な知識を獲得し
興味の対象も広がって

再び

昇仙峡へ向かいました

前回は登らなかった
展望台へ
古いロープウェイで登り

今回の目的である

奥秩父山塊
金峰山
荒川ダム
金櫻神社

美しい

八ヶ岳
南アルプス
富士山

を望むため登頂

ダム湖の奥の山塊が奥秩父山塊

大きな雲の下には
雪景色の金峰山

見えませんが

ダム湖の西側には

金峰山山頂の奥宮に
御神体が祀られた里宮である
金櫻神社が鎮座しています

見ての通りの山岳地帯で

古くは狼の生息地

今でも

ツキノワグマの生息地で
人身事故も多数あります

この山々の向こうは
信州 川上村

狼の血をひくという
川上犬がおり

この山々の向こうは

奥秩父
甲武信ヶ岳
栃本集落
三峰神社

見えませんが

東方向は

東京都の奥多摩湖
武蔵御嶽神社

狼が棲み
人々の信仰の対象となった
狼信仰が息づく

そんな景色を眺めて来ました