PX-1001 廃インク吸収パッドの吸収量の限界? リセットしよ! | 独断と偏見の製品レビュー

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エプソンのプリンタといえばつきものの廃インク吸収体のエラー。
最近はプリンタも安くなってきたので「修理代払うぐらいなら新しいのを買ってまえ!」なんて人も多い・・・というか殆どそうだと思われる。
しかし、もったいない話だと思いませんか? 壊れたわけじゃないんですから。

で、今回も御多分に洩れず廃棄処分にされそうになったエプソンPX-1001の救出にかかります。
パソコン画面には「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に達しました。」みたいな寝言の表示と、本体は如何にも「使わせねーよ!」と言わんばかりにヘッドは一番左に寄せられてインクは取り出せないわ、けたたましくランプはピカピカ点滅するわで、気の弱い人なら電源を落とすことしかできなくなるのです。
しかし俺には挑戦的な態度にしか見えない!。 意地でも使えるようにしてやるしかありません。

とりあえずカバーを開けてみると中身は綺麗なものです。ヘッドが左に寄ってるおかげでホームポジションも丸見えで、どう見ても問題なし。
単純にカウント上限値に達してるだけだと分かるのです。

「んなもんリセットしたるわ!!」と息巻いてみるものの、昔ながらのリセット技がPX-1001には通用しないことが判明。
なんだかんだで1時間は格闘したでしょうか、野郎はピクリともしません。

それでも、メーカーは何らかの手段でクリアしてるわけですから出来ないはずはないのです。
PX-1001で情報を探しても、修理に出せだの、諦めただの根性なしのネタしか出て来ません。
こうなりゃ天才の多い外国の方に頼るしか有りません。

で、まずはPX-1001の海外での型番を探すところから始めます。
画像検索で「epson a3」なんて感じで探せば全く同じ格好のプリンタが出てきますから、片っ端から写真のネタ元を確認します。
そうすりゃ1分も経たないうちに海外での型番「StylusOffice T1100」ってのが見つかります。

ここまで来ればもう簡単。
今度は「T1100 reset」とググります。
はいキタ「Adjustment Program」っつーのが出てきます。
これって結構有名らしく、みんなバンバン使ってたのね。ぜんぜん知らんかった。

ここにURLでも書いてウイルス感染して貰っても困るので、自分で探してきちんとウイルスチェックしてから使ってね。
これの嬉しい所はインストールしなくても良いこと。解凍したAdjProg.exeをダブルクリックすれば即起動。
もうあとは「感」だと言うと怒られそうですけど、実際そう。
出てきた画面でModelNameをT1100に変更したとかPortをAuto頼みにせずUSB0011(PX-1001)に変更してSequential adjustment modeを選んでみるとWaste ink pad counterとか見えたので、それをWクリックしたら写真のように
画面が出てきたので「多分これだな?」って感じでGetStatusをクリックするとPad of80 culmun+plaってのが上限値の8900になった。

インク吸収体リセット

なもんでチェックボックスにチェック入れてInitializationをクリックして成り行きに任せるとお見事ゼロにリセットされました。
最後に英語で「電源入れなおせ」みたいな表示が出たので素直に従うと、さっきまで頑なに拒んできた奴もキコキコ動き始めたのです。

これで、さっきまで捨てられそうになっていたPX-1001を救うことが出来ました。
テストプリントしてみりゃ綺麗なものです。

ただ、ホントに吸収パッドが満杯なのに、これを真似しておかしな事になっても知らんで (^∀^)