ふと思い出した。

子供の頃、近所にあった駄菓子屋さん。
お店の中、振り子時計がチコチコ鳴ってる。
普通の駄菓子屋さん。

大正生まれの老夫婦が経営してた。
おじさんとおばさん、決して一緒にお店に立つ事はなくて、必ずどちらかが一人で店番。

おじちゃんは、
黒ぶちメガネに七三分けで、すごく無口。超マジメそうな感じ。

だけど、クジ引き引いて、ハズレ出した時だけ、大きく息を吸い込んで、5、6軒先まで聞こえる様な大声で、
「はじゅれ~!!!」
って言うの。

当たりの時は普通に低いトーンで、
「はい、当たりね~」って。

だから、ハズレ引いた時は超身構えた(笑)


おばちゃんは、
「おばあちゃんのぽたぽた焼」のパッケージのイラストのおばあちゃんみたいな、典型的な人の良さそうなおばあちゃん。

ある日、近所の悪ガキが、クラッカー?癇癪玉?あの、叩きつけるとパーン!!!って弾ける火薬玉。
あれを、駄菓子屋の前の道に置いて、車に轢かせてイタズラして遊んでたの。

すると、一台の大きなセダンが玉踏んで「パーン!!!」って鳴って急ブレーキ。
中から怖そうなおじさんが降りてきて、首傾げながら、車のタイヤがパンクしたんじゃないかって見てる。

悪ガキ含め、その辺にいる子供達は、ばれて怒られるんじゃないかと、全員凍りついた時。
駄菓子屋のおばちゃん。
いつもおとなしいのに、

「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
ひ~~~~~~ひゃひゃひゃひゃ!!!」
って突然笑い出した。

イタズラがキレイにキマったの見て、可笑しくてしょうがないみたい。
そりゃあもう腹ヨジれんばかりの大爆笑。

それを見た子供達は、
「おばちゃん笑うな!!!バレるやんか!!!」ってお互い顔合わせながらドキドキ。

結局、車のおじさん首傾げながらも立ち去り、事なきを得る。

あん時は焦ったなぁ~。


あの駄菓子屋さん、
通うの日常で、何の気ない普段の出来事だったけど、今思い起こすとなんて愉快だったんだろう。

子供の頃の思い出。


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