C・ロナウドが大一番でエースの証明! ポルトガルがオランダ破りベスト8へ/EURO2012 | 安心ギフト

C・ロナウドが大一番でエースの証明! ポルトガルがオランダ破りベスト8へ/EURO2012

 EURO2012は現地時間17日にグループB最終節の2試合が行なわれ、ポルトガルはオランダを2対1で下した。この試合では、ポルトガルのエースFWクリスティーアーノ・ロナウドが2得点を挙げる活躍を見せ、チームを準々決勝に導く働きを見せた。一方、今大会の優勝候補にも挙げられていたオランダは、まさかの3戦全敗で大会をあとにすることが決まっている。ロイター通信が報じた。

 勝ち点3のポルトガルと、勝ち点0のオランダが顔を合わせたこの一戦。2連敗で追い込まれ、ベスト8進出のためには2点差以上での勝利が最低条件となるオランダは、フンテラールとファン・デルファールトを先発起用し、これまでの2戦よりもさらに攻撃的な布陣で勝利を目指した。

 立ち上がりから前に出るオランダは、11分に早くも試合を動かす。右サイドでボールを持ったロッベンが中央に切れ込んでマイナスのパスを送ると、これを受けたファン・デルファールトが得意の左足でゴール左隅にミドルを突き刺し、オランダがまず1点を先制する。

 しかし、対するポルトガルは、エースで主将のC・ロナウドがチームを牽引。今大会では2試合でまだゴールがなく、前節のデンマーク戦では2度の決定機を逸したことで批判を浴びていた同選手だが、絶対に負けられない大一番で真価を示した。

 まずは16分、左サイドから中央に切れ込みポスト直撃のシュートを放つと、23分には高い打点のヘッドでゴールに迫る。そして迎えた28分、ペレイラのスルーパスにC・ロナウドが抜け出すと、GKとの一対一を冷静に制して今大会初ゴールを記録した。

 得点が必要なオランダは、後半に左サイドバックのヴィレムスに代えてアフェライを投入。さらに前線を強化するも、前掛かりになったオランダはC・ロナウドを中心としたポルトガルのカウンターから何度もピンチを迎える。するとポルトガルは74分、自陣中央からのカウンターで右サイドのナニにボールが渡ると、最後は逆サイドに走り込んだC・ロナウドがDFをかわして右足で冷静にフィニッシュ。逆転に成功する。

 その後、オランダはファン・デルファールトがポスト直撃のシュートを放つ場面もあったが、スコアは動かず試合終了。過去21年間で8戦無敗と、オランダと相性のいいポルトガルが今回も勝利を収めた。

 この日行なわれたもう1試合では、ドイツがデンマークを2対1で下した。これにより、勝ち点6としたポルトガルは、同9のドイツに次ぐグループ2位での準々決勝進出を決めた。

 試合後、マン・オブ・ザ・マッチに選出されたC・ロナウドは「ポルトガルはグループリーグ突破という目標を達成することができた。次はチェコとの対戦で、難しい試合になると思う。でも、試合を楽しみにしていて欲しいね」と、早くも準々決勝に向けて気持ちを切り替えた。

 ポルトガルは21日、グループA首位のチェコと準々決勝を戦う。