当方ら夫婦を送別するディナーを開催しましょう。
と、仰って下さる方々がちらほろ。
そのうちの一人は30年来の付き合いで、
少しざっくばらんにモノが言えます。
「あまりにもたくさんの人にお世話になったので、ディナーではなくて、レセプション形式でもいいのかな~。後任の顔つなぎにもなるしなぁ~」
と、上目遣いに頼んでみると二つ返事でYes!
一挙に100名様のご招待。
盛会が期待されましたが、
当日のソウルの気温は40度。
こんな日にスーツ着させて悪いなあと思うものの、
招待状の95%から返信、
そのうち、90%以上にご参加して頂きました。
皆、ドレスやスーツが似合っていて、
普段と雰囲気が違ってゴージャスな感じ。
S妻やA嬢に惚れそうになりました。
普段はシクタンで一緒にクダ巻いているのにねえ。w
で、招待者の当方はブレザーにノーネクタイだったので、
ちょいと顰蹙を買いましたが、泰然自若。
反論は受け付けません。w
やがて、スピーチや乾杯へと進行して行くうちに突如として
停電!?
一旦回復しましたが、
再び停電!!
・・・その後、真っ暗。
もしや、冷房も・・・
安全関係の職員が「アイゴ~」と、
血相を変えて走り回っています。
そんな時に、
当方の招待客の配偶者様が来賓リストに載って無いとかで、
門前で入場拒否の目に遭っていました。
急いで門前に駆け付けると、
途中で自家発電装置の焼け焦げるニオイが・・・
なんだか大変なことになっています。
そして、門前の彼女を会場まで連れ帰ると、
今度は救急車の搬送?
レセプション会場は、あたかもシアターの裏側の様相。
それでも、
表向きのレセプションは何とか進行。
停電で暗くても、暑くても、焚かれたキャンドルライトの中で
「100年前のレセプションはこんな感じだったんでしょうねえ」
という、どなたかのお言葉に少し救われました。
【画像は本文とは無関係。運転席のドアが突然開くと、当方の膝にガツンと当たりました。開いた運転手は悪びれることも無く職務を遂行していました】
今回の件は「韓国のせいだ」と言うのは、ちょいと当たらない気がしますけど、
その建物の停電に対するバックアップシステムの提案者はこの国の方だったそうです。40度超えのクーラー消費に耐用可能なもん・・・想定外ですねん。
また、配慮があり過ぎたというか、複雑過ぎて、故障すると修理が大変なことになりがちなのだそうです。
ご参加いただいた方々には、稀な経験をさせてしまいましたが、思い出に残る経験なので、ここに備忘録として記載させて頂きます。
ご来場の皆様、ありがとうございました。